2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

夏目漱石『幻影の盾』『薤露行』『倫敦塔』

『幻影の盾』 騎士の恋には四期があるということをクララに教えたのはその時だとウィリアムは当時の光景を一度に目の前に浮べる。「第一を躊躇の時期と名づける、これは女の方でこの恋を斥けようか、受けようかと思い煩うあいだの名である」といいながらクラ…

アニメ放浪息子第11話

#11 放浪息子はどこまでも 〜Wandering son’s progress〜 オープニング無しでスタート!して、本編、最後にOP曲、それからED曲と、ずっと惹き付けられた。開始時からの違和感も徐々に払拭されて、最終的には満足できるラストを見せてもらえた。見終わった…

夏目漱石『坊っちゃん』

これでも元は旗本だ。旗本の下は清和源氏で、多田の満仲の後裔だ。こんな土百姓とは生れからして違うんだ。ただ知恵のないところが惜しいだけだ。どうしていいか分らないのが困るだけだ。困ったって負けるものか。正直だから、どうしていいか分らないんだ。…

アニメ放浪息子第10話

#10 10+11 〜Better half〜 http://www.houroumusuko.jp/news/index.html#n075 本日オンエアされた第10話「10+11」は、もともとは第10話と第11話の二つのお話だったものを、TVオンエア用に編集した特別版です。 そのオリジナルver.である #10「ぼくだけ…

コミックビーム4月号

志村貴子『放浪息子』セーラー服の、気分です。つって、扉はセーラー姿の更科さん!おっ高校生編に突入か!?と思ったら受験当日のそれぞれ模様。正直また話が進んでない……と思ったらページも少なかった(24→16)。うーむ。web連載とかも楽しみではあるけど負…

マンガ・エロティクス・エフVOL.68

志村貴子『青い花』あーちゃんふみちゃん付き合い始めて初めてのクリスマス、ふみちゃん家でしっとり、と思ったら両親お出掛けで二人きりになってドキドキ!?の巻。ブックカバーとかこけしとかケーキとかみんなかわいい。 そんでシャンパン開けちゃって、「お…

夏目漱石『こゝろ』

私はこういうことでよく先生から失望させられた。先生はそれに気がついているようでもあり、またまったく気がつかないようでもあった。私はまた軽微な失望をくり返しながら、それがために先生から離れて行く気にはなれなかった。むしろそれとは反対で、不安…

アニメ放浪息子第9話

#9 かっこいい彼女 〜Green eye〜 今回すごくいい出来だったなー!ちょっと震える。セミの鳴き声だけするところに土居の後頭部写しながらメールの文章が流れるの上手い演出だなあと思ったら全編に亘って黒画面と音の効果で引っ張られた。ていうかこわい。…

夏目漱石『行人』

宅では食卓の上に刺身だの吸物だのが綺麗に並んで二人を待っていた。お兼さんは薄化粧をして二人のお酌をした。時々は団扇を持って自分を扇いでくれた。自分はその風が横顔に当るたびに、お兼さんの白粉の匂をかすかに感じた。そうしてそれが麦酒や山葵の香…

アニメ放浪息子第8話

#8 春 〜Brand new me〜 2年次の始業式やってからOP挟んで前回の続きで1年次の話に繋げるっていう時間操作は非常に志村貴子作品ぽい。 土居くんは声のせいかクールキャラに見える。時かけの千暁みたいな。 高槻さんのバックショット(お尻)がセクシー!パ…

志村貴子『ラヴ・バズ新装版2巻』

2巻読み返して一番グットきたのはやっぱ藤に対するよーこちゃんの「自分の意志でやめてそれで戻ってきたんでしょうよ あんたもあたしも」かなー。志村先生の自伝的要素なん?て勘繰りも含めて。東京堂えるえる時代に逃げたっつー話。知らんけども。 特別寄稿…

アニメ放浪息子第7話

#7 薔薇色の頬 〜Growing pains〜 サブタイpenisに空目した(最低)。それはともかく。 シュウ君と安那ちゃん急接近!の巻。つか、急すぎ!洗顔カウンセリングから交際発覚まであっちゅーま。原作でも急展開ではあったけど、改めて読み返してみたらその間…