アニメ放浪息子第11話

asaibomb2011-03-31

#11 放浪息子はどこまでも 〜Wandering son’s progress〜
オープニング無しでスタート!して、本編、最後にOP曲、それからED曲と、ずっと惹き付けられた。開始時からの違和感も徐々に払拭されて、最終的には満足できるラストを見せてもらえた。見終わった後じんわりとした幸福感に浸れる感触はまさしく青い花の時に感じたのと同じかも。
改めてサブタイトル見るとprogressてのは進歩とか向上って意味なんだよな。「放浪」なり「どこまでも」って言葉には停滞とか逡巡ってイメージもある気するけど、その先には発展がある(螺旋のように。つまり息子で考えるとドリチン)、という意味も内包した素晴らしいサブタイトルだった。原作第2話からアニメ最終話に持ってきたセンスに拍手。元ネタのスピッツにも(マサムネ大丈夫なのかよ)。
あとこまごま感想。
シュウ君を部屋に招いた千葉さんが窓のブラインド(?)下ろすのエロい!とか思ってたら更に髪を撫で回すとかフェティッシュすぎる。でもヘアピースなんて普通の中学生が持ってるものなのか?「二鳥くんは特別な男の子……だった」てのは大きい言葉だね〜。最終回だし、ハッキリさせときますか、ね?by敷居の住人7巻帯ってかんじ。
ていうか!敷居といえば!!文化祭劇『ぼくは、おんなのこ』ポスターに短編集の表紙絵もってきてニヤリとか思ってたら兼田先生の前にミドリちゃん引っ張ってキクチナナコさん登場とか!!!キター!!って感じですよ!正直アニメ全編で一番テンション上がってしまった。しかも(青い花におけるシュウ君のように)モブに映り込むだけじゃなくて兼田先生「あら、珍しい」(だっけか)とか反応してるし。知らないとわけわかんねーじゃん。ここは敷居からの経過年数とか考えないでいいとこだよな。完全に遊んでるな〜。スタッフ志村ファンすぎ。いっそ観客にラヴ・バズのキャラとかも潜り込ませればよかったのに。どんな文化祭だよっていう。

ぼくは、おんなのこ (Beam comix)

ぼくは、おんなのこ (Beam comix)

閑話休題。モデル3人組は麻衣子ちゃんの面白がってる感じがやっぱりいいな〜。あの辺のシーン三省堂の原画展を思い出すぜ。つか単行本でいうと丁度10巻ラストまでやった形になるんだな。11巻は扉絵からいきなりシュウ君は髪切ってるし新年度だし、1クール中学編のみって制限の中でギリギリ詰め込んでるな。それでも回を追う毎に引き込まれていったし、改変に関しても割とよかったかも。
安那ちゃんとシュウ君の関係への区切りもつけた上で、そこに千葉さん高槻さんを絡めるのも上手い、っていうか階上から見下ろす構図って実は小学生編のシュウ君高槻さんキス騒動(見下ろす岡くん)を踏まえてるのか!?と気付いて震えた。返す返すも小学生編スットバシもったいなさすぎ。回想シーンとか含めても全然足りてないしなあ。
あとはみんな並んで廊下歩いてるシーンで佐々ちゃんだけ走ってるみたくなってるのとかもいちいちかわいい。
関係の構図といえば、マコちゃんシュウ君の会話に土居君カブせてくるのも悪くないかんじ。結果的にアニメ化では土居くん初めとする男子が目立ってた印象。瀬谷くんとか文弥辺りは物足りないけど。というわけで最後に卒業っぽい絵でシメ。てかBASTARD!!9巻扉絵のオマージュだけど。

うーん男子のみで同人誌とか作りたくなる!いや。いやいや。冗談でなくて。俺にとっては描きたくなるって衝動こそが何より作品への称賛の表れなので……。5/5ショタケット&スクラッチぎりぎり申し込んだので既刊だけ置くつもりだったんだけどコピー誌でもやれたらいいなあ。あ、声変わりショックで首筋押さえた手でそのまま首絞めるとかいいかな(きもちわるい!?)。