扇風機がガクブル震えて酔うので買い替えた。ちょとデカイ。

asaibomb2008-07-12

AsaiBombClub2008夏の新刊『しむら〜!めがねめがね!』(志村貴子キャラめがね本)入稿完了!やれふー。
仕事の合間みてFTPでサクッと入稿しちまうかと進めていたのですが、思いのほか空きもとれ、ちょうど週末アキバ出る用事出来たのもあり(後述)、何より今回オプション関係を手元で確認したいのもあって直接入稿に行ってまいりました。御茶ノ水の日光企画へ!
画像は表紙ですが正方形なんすな。変形本てやつです。cyobinさんの冬の本めちゃ参考。まあ以前に自分でも一度バスタード本でやったことあるんだけど、久し振りで仕上がりが楽しみであります。密かに他にも箔押しとかも考えてみたり、印刷所で色んな見本とか見てたらまだまだやれたことあったなーと思いもしたんですが、まあまた次のお楽しみってことで。
それにしても相変わらずニッコーさんは萌え度が高い……帰りに飴くれるし……。
代替文
更に家帰ったら無料配布グッズであるところの「めがねふき」が到着しましたよ!ポプルス仕事早い!新刊お買い上げ眼鏡着用(伊達・サングラス含)の方に差し上げます。ふきふきしてねふきこさん(ぽぷりちゃん?!)。いやーテンション上がってきたぜー。
余談ですが、入稿目前にしてパコソンひーひーいわはりましたので意を決して入れ直したらフォトショのフォント復活したりして予想外の成果だった。わーい。今回には間に合わなかったけど次とってつけたよーに筆文字とか使うゾー。それにしても何がまずかったんだろ。あとブックマーク消えるのとかってコレはコレでスッとするとこあるね。まー最近は履歴から飛ぶこと多かったんだけど。それと一週間近くはてなログイン出来なかったんでpixivとかcircle.msとか更新しまくってしまった。コピー本も進めてまっせ。このまま夏をつっきるゾー。

スーパーで売ってるウナギ見るたび半分でいいのに……と思う

そんで7/12何があったかって、Cutie Paiが7/21にやるイベントの参加券てのが配布開始だったので行ってきたのですソフマップ音楽CD館。チケ取りの為に店舗まで足運ばなきゃならんて都内在住でもないと辛いところではありますなあ。それでも5/4レコ発イベントの時はキャパ余裕ありげだったので当日朝購入で間に合ったんですが、今回は少なめなので用心して一応開店時間10時には行ってみた。ら、既に10人程マニア待機済み!気合入ってるな!『CutieMANIA』買ってチケット無事確保〜。今度のライブでは777曲やらないってことで過去曲&新曲?期待しとります。【orange tea】やればいーなー。
しかし……アイドル関係では当然のようにあることなのだろうが、やっぱライブ参加する為にはCD複数買いの必要が出る(厳密には違うけどコレ行く人は今の時点でみんな既にアルバム持ってるよなあ)てのはなんか釈然としねーなー。普通に3000円払ってライブ見ると考えれば寧ろお得と言ってもいいのかもしれんがなあ。デッドストックって好きじゃないんだよな。というわけで一枚ダブってしまったので貰ってくれる人を探さなければ……。
そんで上記印刷所が13時からだったのでゆらゆらしつつ、『CutieMANIA』がタワレコの新宿・渋谷そして秋葉原の3店で販売開始したということで見に行ってみた@ヨドバシアキバ内。Perfumeコーナーに一緒に置いてあったー。#3(ミュージック・ランデヴー)必聴!みたいなpop付いてた。売れるといいなあ。

CTPvsPFM!
カプコンvsSNKみたいな!プロレス・スターウォーズみたいな!馬場猪木vsハンセンブロディ!←コレ組み合わせ間違えて覚えてた。正しくは馬場猪木vsザ・ロード・ウォリアーズと鶴田藤波vsハンセンブロディだった。
あいや、煽りとかそういうんじゃなくてね。ウィンウィン。ハッピーハッピー。

イヴ・シモン『感情漂流』

疲労は、文章によいものですわ。無用な句読点や副詞を書かずにすみますからね」

僕自身。『非公式なお喋り』が好きだった……。父親は、いつも、僕に出会いの大切さを説いていた。そのためか、長い間、僕は人との会話は密度の濃いテーマを多弁に論じなくてはならないと思い込んでいた。天体物理学、量子力学、ありとあらゆる専門情報誌を買い込んでいた僕は、ガイレイからハイゼンベルグ、マドンナに至るまで、脈絡もなくしゃべることが出来た。それでも反応のない時は、僕は女の話をすることにしていた。女については、たいした知識もなかったので、作り話だった。いずれにせよ、女については他に語りようがない。僕たちは、女たちの表面しか知ることが出来ないのだから、作り話しかしようがないのだ。男たちは女たちについて、書いたり、彫刻したり、写真に撮ることぐらいのことしか出来ないのである。そして、ある日、彼女たちは謎に包まれたまま僕たちの前から消えてしまう。彼女たちはそんな謎など気にもしないが、僕たちは作り話でもして、その謎の穴埋めをしなくては、その後の人生を生き抜くことも出来ない。
考えてみれば簡単なことだ。夢見る人達がいて、夢見られる人達がいるのだ。それでも僕の脳裏を絶え間なく横切る、あの太腿を嫌悪したことなどは一度もない。あの小さな唇、項に生える産毛、さるげなく誘うように広げて見せるすらりと伸びた脚、腰のくびれ、乳房、秘事の証のごとく指先に残る香水の匂い。
他者とは、常に『女』だった。女は遊び場としての駐車場のようなもの。最初に唇がある。そして言葉が訪れ、突然の沈黙。いつも、こうしてしまうと分かってはいても、それはこだわり続けるひとつの演劇形式である。唇があり、言葉があり、そして、沈黙。

暗い気分で冬を迎えようとするある夕刻。そんな時、人の心はいつも具体的な行動よりも、甘い口約束の言葉が欲しくなる。恋は囲碁のような計算ゲームではない。目に見えぬ何かが未知のものを惹きつける、そんな秘密の世界が奇妙な形で、激しく甘く展開するのだ。その力は、相手の人間が近くにいなくとも、些細な失念やちょっとした不注意だけで、相手が死ぬほどの苦しみを味わう、それほど、想われているという気持ちは私たちに安らぎをもたらしてくれるものだ。
『生きている人間たちと、記憶と、愛情を大切にするんだよ』
僕の父は、そう言っていた。
彼は既に死んでいる。僕は父を想う。父が好きだった。

「私ってね、コーヒーも飲まないし、砂糖も口にしないし、タバコも吸わないの。それが私なりの思い出を守る方法なのよ。だって、そんな新しく発見された嗜好品のせいで、私の歴史である生活の場が別の大陸に移ってしまったのだから……」

社会的事件やニュースの話題に追われ、もう自分たちのことを話すことなどなかった。とにかく、もう何も考えなかった。雑然とした混乱の中で、自分たちの存在もなくなり、もはや社会現象の消費者であるだけでは耐えられない気がしていた。彼らは自分たちには決して起こらないことの専門家になり、自分自身の人生に関しては単なる素人になってしまったかのような感情を抱いていたのだ。

彼は僕に精神安定剤だけでなく、病院の白い紙と黒インクのペンも手配してくれた。黒と白、それは喪中の色であり、また、映画や小説が生まれる出発の色である。