志村貴子『ラヴ・バズ新装版1巻』

カラーページ再現で復活！は嬉しいが旧版のカバー折り返し著者近影が消えてるじゃ〜ん。旧版あとがきの「着物まちがった」の意味が通じなくなっちゃったじゃんね。あと変更はサブタイトルとか文字の置き方くらいか。こういうのってどういう判断なんだろう。新装版あとがきがデジタル処理っぽいのは志村先生の「今」を感じられて面白い。いや、絵より寧ろ「うずくまるわたしを藤さんがおひさまのもとへ無理矢理引っ張り出し、それを助けてくれたのがゆりちゃん」という内容の方が興味深いか……。そーいや表紙も線画色替えに流し込みっぽいけどデザイナー任せじゃなくて自分でやってたりするのかな？。
漫画本編はネーム回しが秀逸だな〜と再確認。一人辞めた後の「じゃあベッドが1つ空くじゃん。やりー」「さ、最低……」「場を和ませる冗談じゃない」「和まないし冗談にならない」とかサイコー。この辺のノリは最近の放浪・青花より初期の敷居なんかの方が楽しいかもしんない。あと社長のキャラが志村作品で非常に珍しい感じ。よーこちゃんの二鳥母との相似っぷりは笑うけど。そして改めて見るとデビュー戦の山田ちゃんは高槻さんぽいかもしれない。（髪型だけじゃん！）
つって今回の絵を描いてる内に実写化するならゆりちゃん役は仲間由紀恵だな！と思った。

ラヴ・バズ 新装版 1 (ビームコミックス)