マンガ・エロティクス・エフVOL.67

asaibomb2011-01-07

志村貴子青い花』クリスマスに向けて。扉絵は一年時のプレゼント交換に出てきたスノードームなのか。さて、キスはしたけど相変わらず手探りな二人。ふみちゃんの(だいじなのは 臆さないこと 卑屈にならないこと)ぐっとくる。『どうにかなる日々』最終回(藤岡さん)にも通じる。ダ・ヴィンチのインタビューでも無自覚に他人を傷つけることについてとか話してたけど、志村作品に流れる優しさを感じる。引越しで離れるふみちゃんと別れた後で泣いてる幼いあーちゃんを慰めてるのは成長したあーちゃん自身て絵なのかな。それにしても今回とにかく絵の完成度が高い。キャラも背景も。線も仕上げも。ちょい粗めのトーンを濃い部分やグラデ含め使ってるのも珍しい感じ。あと冒頭ポンちゃんもやっさんも正面顔がなんか面白い。まだまだ色々試行錯誤してるのかなあ。留まる所を知らないな。
ところで最近になって見知った【志村貴子さんファンサイトSSS団】()というサイトがとても良い。漫画以外の仕事なんかもかなり網羅してくれてるしビームの目次コメントなんかも補完してくれてるので、切り抜き処分するフンギリつける一助になった。空いてる号に関しては情報提供したくなる勢い。まあこういうのは自分でちまちま集めるのが楽しいんだよな。あと、『ぼくは、おんなのこ』の雑誌掲載分からの修正箇所にビックリ。結構ちょこちょこやってたんだな……。つーか敷居の第一話なんかも雑誌でカラーだったページ単行本用にモノクロで仕上げ直してたのかー、とか興味深すぎる。
余談だけど今日は三省堂放浪息子原画展が最終日だったので見納めしてから感謝の意味も込めてエロf買ってきた。というかいつもコミックトレインで買っていた俺のような人間の分は今後他の書店に回るんだなあ。