コミックビーム9月号、敷居の住人新装版、青い花サントラCD

■コミックビーム9月号
志村貴子『放浪息子』。中二の夏休み。というと最もドキドキな時期ですが、シュウ君はというと真穂ねーさんの身長も超えたりして、いよいよ成長著しくなってまいりました。体の線なんかも意識的に男女で描き分けてるんだろうし、残酷な季節の訪れですね……志村先生……サディスティックやでぇ……。来月号の特別付録クリアファイルも楽しみです。
あ、横の絵は単なる悪フザケです。そんで下のは最初は単に女の子の透けブラ描きたかったんだけど（……）よく見ると胸周り幅広すぎる気するし、女装してる男の子ってことにした方がいーかもしんない、と思ったのでシュウ君てことにしておこう。

■『敷居の住人』新装版3・4巻
旧版でいうと3巻途中から5巻ラストまで、いやーやっぱこの辺から加速度的に面白くなってくるな！ネームっつーかセリフ回しとか言葉の選び方が秀逸すぎる。（俺がなにしたってんだ……　なにも　しなかったんだな　結局　そーゆーことなんだよ　タナボタはあり得ない）とか！「カワイイ系？キレイ系？」「フツーだよ超フツー　フツ〜〜に　かわいい」とか！ズバリズバリと、ああ自分にとってこの2000年前後は敷居の住人と、『マフィアとルアー』を表題作として後に単行本としてまとめられるTAGRO諸作品に射抜かれていたな、と思い返される（あとB'z『Brotherhood』）。
しかし改めて見ると画面が緻密で驚くなー。今の作品群とは絵柄というか手法が違うし、'90年代の描き込み貼り込み文化の影響下にあるのがわかります。後書きでださいと自虐してらっしゃるけど、俺は大好きですよ!!
そして新装版にあたって密かに期待していた、ビームで巻頭カラーだった部分（vol.36）がカラーで収録!!これは嬉しい!!ショートカット近藤ユカさあ〜ん。と思いきや巻末にはビームの表紙に使われたイラストが線画だけ収録されていて更なる飢餓感を煽られてしまったのだが！いや線画は線画で貴重だが……カラーで見たい……。'99.12月号、'00.7月号、'00.11月号の3枚とのことで、この辺から人気上がったんだなーと窺えますね。4巻発売時はサイン会もあったわけだし。
ところでカバー下の本体表紙にある「（家の）敷居」の絵、裏表紙には足も描かれてるんだけど、これって各巻の表紙キャラなのね、と今になって気付いた。本田くん、キクチナナコ、むーちゃん、近藤ユカさん。線がえろいなあ……。それにしても4巻カバーは近藤さんに加えて兼田嫁に本田ママと好きな女性キャラトップ3揃い踏みでたまらんぜ。
ちなみに今回は秋葉原comic zinで買ったら放浪9巻＆敷居新装版発売記念の特典にしてたイラストカード2種は予想してたけど更にブックカバーも付いてきて嬉しい誤算だった。まだあったんかい！これ3枚になったので身近で持ってない人いたらあげちゃっていいんだけど誰かいるかな。

敷居の住人 新装版 3 (BEAM COMIX)

敷居の住人 新装版 4 (BEAM COMIX)

↑これ初め意識してなかったんだけど描き終わったらどう見ても本田くん＆ユカさんぽくなってしまった。読んだ直後だから。
■『青い花』サウンドトラックCD
アニメイト千葉店では入荷予定ナシと言われてしまったが秋葉原店では無事買えました。さすが。音楽担当の羽毛田丈史氏ってのは元々『image』シリーズとか手掛けてる方だそうで、タイトルとかジャケもそんな感じですね。ボーカル集みたいのならともかく（それも殆ど持ってないけど）BGM集なんて滅多に買わないけど、こうやって聴くと1分も無いようなちょっとした曲もちゃんとした作品であって作った人がいるんだよなーという当たり前の事実を再認識させられます。webラジオのオープニングとかもあったし。実写なら背景に偶然映り込む物体も有り得るけど、マンガアニメとかだとソコに写ってるモノは全て製作者の手によって意識的に作られたモノである、みたいな。
そうそうアニメ化告知の立て看板ぼちぼち書店で見かけますね。並んで写真撮ったりしたいなっ。

SWEET / 青い花 オリジナルサウンドトラック

そういや全然関係ないんだけど大朋めがね『SCHOOL GIRL』買ってみた。『つぼみ』で志村貴子クリソツな絵だったから気になっててん。そん時も志村絵を巧みに萌え系と融合させてんなーと思ったけど、コレ見るとなるほどなかむらたけし辺りの萌エロゲー系な絵を漫画に落とし込むのが上手いんだな、と膝を打った。既に一般向のフィールドにも進出してることだし、今後も注目したいところです。

School girl (フランス書院X COMICS)