コミックマーケット74二日目&三日目
夏コミ終了〜。無事終わって良かった。本当に良かった。スタッフはもうずっと以前から考えてるところだろうけど、ここ数年は一般参加者も感じる程に回を追うごと不安要素の増すコミケではありますが、慢性的な混雑やらはともかくも特に大きな事故など無く過ぎて安堵の一言。地上に楽園を築くことは無理かもしれないけれど各々が胸に抱く前を向く気持ちだけがユートピアを描けるのかもしれない……と絵空事のような希望だけを頼りにがんばりたくなる……なにせ「絵」を「描く」のだけが得意な(好きな)人間の集まりなんだからな……(文章とか音楽のジャンルもあるけど広義な意味でね)。
ふう。まあ観念的な話はおいといて。振り返ってみよ〜。
二日目。駅に着いてすぐわかる一日目以上の人の多さ。しかしひさプさんにチケットいただけて感謝!おかげで入場もそれに開場してからもスムーズに動けた。別の友達に頼まれた買い物も楽に済んだし。やっぱ多少は外に並んだりしないとコミケ行った気しないしなー(笑)。そーいや開場前にチェックしてたサークルで見かけた委託本が知り合い好きそうだったんで興奮して家に電話したらすごいぼんやりした対応されて温度差を感じてしまった。ごめんよこっちは戦闘態勢入ってたからさ……(笑)。
初の買い物はコスプレCD写真集!BASTARD!!で出すとこないかなーっとカタログチェックしてたら思いがけずコスプレゾーンで発見したもんで喜び勇んで向かったのさ。AZUMIさん【あずすて】(●)←サイト見に行った時点で夏コミ告知バナーがヨーコさん写真で作ってあって俄然期待していたのです(本当はコミケ前にココでリンク貼りたかったのだが余裕なかった……)。スペースでは普段着(?)で売り子してらしたけど(他のキャラ(作品)も扱ってたから、て理由もあるのかも)実際コスプレ姿も拝見したいなーと当然ながら思った。でもお話できてすげ楽しかった。最近はバスタ好きな人と話すと二言目、へたすると一言目には連載ペースの話になっちゃうのが悲しいところではあるが。帰って見てみたら素敵写真満載でしたよ。コスプレさん見る時ってキャラ、衣装、本人(というのも直接的であれだが……)と見る部分あるけど、写真となるとカメラマンさんの腕も加わるんだよなー。それが本とかCDにパッケージングされる際は編集って作業も入るし。漫画本とはまた違った要素あるなーと思った。写真てあんまりちゃんと(?)見たことないけど、ライティングとかポージングとかももちろん重要だろうし。特に自分でも描くキャラだったりすると服の皺とかえらい参考になるんだよな。じっくり見させていただこう。
オーレも燃えてきたんでバスタ本やる!今年ダーク・シュナイダー生誕20周年記念だしなーとボンヤリ思ってたところだし。『ダーク・シュナイダーと20のオッパイ』(女キャラ10人分)。洋画の邦題っぽい!エロ塗りのお手本に石恵氏の本も買ってみたし!やったるでー。ギャグっぽくなりすぎないようにだけ気をつけねば……。
あとはちょこちょこっと買い。10月ショタスクラッチの直接申し込みも出来てよかった。翌日への備えと雨の不安もあったので13時くらいには退場。閉場時間前に帰るのなんて初めてだよ!自分にとって大転換な夏であったかもしれない→三日目に続く。
三日目。一般参加!高校生の時以来!高一夏の初コミケは一日目だけだったんだけど次の冬からはずーっと(高三の夏冬を除く)毎回全日開場から閉場までいて(午後ゆっくり来場、とかもない、コミケでは)、大学からはいつもサークルで入ってたのかーと考えてみるとすごいことだった。一般で入ることの大変さとその上でスペースに足を運んでもらえる有難さを改めて実感。チケットの有難さもね。で、二日目に輪をかけた混雑は必至だし何時頃行くかすげー悩んだのだが、さすがに家で待つだけでも気分が落ち着かないし(笑)、せめて開場時間(の拍手)には間に合う位には行くかーと、8時頃出発して9時半〜10時に国際展示場駅着。そこからはスタッフに誘導されるままぐるーっとTFTビル周り巡ったりして行進してったが、これが思いのほかストレスなくて驚いた。停止時間少なく歩いてるから気も紛れるし、ビッグサイト正面階段では10列以上?でドバーッと進むから(マスゲームみたいかも)早いもんだ。サークル列でもCut A Dash!なんかは大行列でバンバン消化するから体感時間少ないけど、それぞれのスタッフにはほんと頭下がるわ。結局11時ジャストに入場って感じかな。これなら全然苦痛じゃないな。これからも一般入場する時はこれくらいで行こう。と言ってもこの日の快適さの9割は曇&低気温のおかげもあるが。密集行列でもそんな不快じゃなかったし。どんだけ過酷なのかと500mlペットボトル凍らしたのと普通の1本ずつ持ってったのに待機中一滴も(マジで)飲まなかったし。
入場してからも割とスムーズに動け、壁のBenさんとこなんかも含め買いたい本もほぼ問題なく入手できた。寧ろサークル入場だと実際に買いに動くのもそうだけど、開場前にチェックしたり人と会ったり出来る時間が貴重だったりするんだよな。遅くなるほど慌しくなるし。まあでも知り合いの方とも色々話せたりしたし満足。秋雄たかみ先生にマンガえろいて言っていただけて恐縮。すごい勉強になったので後から考えたことも含めてメモル。「匂い」とかってマンガだと表現するの難しいけどだからこそやりすぎな位で丁度いいのかもなーとか。ネーム作業なんかでもコマ割りとか自分で大きく見せたいコマは大きすぎかな?小さく見せたいコマは小さすぎかな?と思う位で読者に与えるインパクト的には丁度いいとか言うし。俺なんかもコジンマリしがちだから気をつけてかんと。
パフュ本出してらした桜はんぺんさんともお話できて楽しかった(うめさんとはお会いできず残念)。武道館2daysいーなー。そういやQPで本渡したらぴめこさんキュティパイどっかの雑誌で見たことある気するって言ってたけどドコだろ(間違いかなあ?)。ダブったアルバム持ってって押し付ければよかった。パフュ本はどうやら他にも出してたサークルあったっぽいが見付けられなくてショック。何が悔しいって事前の情報収集も当日の探索も出来なかった自分の不甲斐無さってのが同人野郎の性なのだが。別に買った時点で満足して読まない、とかではないんだけど。女性アイドルって同人では不思議なくらい少数派だけど(少なくとも男性アイドルと比較しても)、パフュ結構描いてる人いるし流れ的にはモ娘以来のモノを感じられるかもしれない。pixivとかもあるし発表の場としてネットが定着してたり事情は違うだろうけどね。娘におけるLOVEマシーンはパフュにおけるポリリズムと言えるかね。おっと深く考えず適当なこと言っちまった。
あと今回の出物は【萌えるローマ帝国】(あ、はてなだ→id:URARIA)さんの『『カラマーゾフの兄弟』ガイド』メタ編/萌え編の両面からカラマを読む、という本。古典のキャラを萌えとして見る、てのは面白いやね。これジャンル「歴史」になってるんだなあ。なんとなく「ヘタリア」とか「擬人化」に近いものを感じるんだけど(笑)。そういやpixivでもカラマキャラ萌え風に描いてた方いたんだよなー。俺もやってみたい。考えてみたらアニメ(『宝島』とかハウス名作みたいなノリ?)あるいは大河ドラマなんかになってもよさそうな気するけどなんでならないんだろ。ちょっと考えればわかりそうなもんか(めんどいから考えないけど)。こういう、コミケで無いジャンルは無い!てのが最大の魅力ではある。実際は幾らでもあるんだけどね。無きゃ自分でやるっかねー!の心意気な。以前コミケカタログで新田真子さんが連載してた文章でコミケを「最大公倍数」と表現してたのが本当に絶妙。
なんだかんだありましたが。16時無事終了!拍手!ばんざーい!ばんざーい!