コミックビーム2月号

asaibomb2008-01-14

志村貴子放浪息子』。表紙!相変わらずイイ水彩ップリ。学ランの黒、女子制服の青+ベージュ(?)も含めて淡く綺麗にまとまった色相のグラディション……素敵。ロゴとかも統一感あってデザイナーさんイイ仕事。はまぞうはよ出ろ。ハートマークのフレーズは「Let your near and dear friends feel warm and love...」だって。
本編。扉の女装シュウ君が可愛いのに心なしか男っぽさを感じてしまう……意識してか否か。話はかなり核心に迫ってきてるなー。安那ちゃんいい女すぎる……。「やーやーおまたせ」てコマなんとなくおっさんぽいのすらいとおしい。どう考えてもシュウ君との交際は当て馬バッドエンドしか浮かばなかったけど案外ステキな方向も有り得る気がしてきた(必ずしもいわゆる恋人関係とは違う形としても)。なんか今になって4巻p20雑誌相談コーナーのゲスト回答者末広安那マルc「彼女のいる人を好きになる辛さ…私もわかるよ。」辺りも意味深に見えてくる……。そういや中学上がった真穂ねーさんの好きになった妻子もちの先生てのも兼田先生だったりするのだろうかとか想像が膨らむ。あと高槻さんのお姉ちゃんの「しめつけきつくて先生みんな上品で学校キレイで授業内容しっかりしてるセーラー服の高校(中学?)」てのも藤が谷女学院だったりしてーとか。いや別にムリクリつなげる必要は無いんだけどさ。どーでもいーけど2巻の表紙ひときわ地味だなーハハハ。読み返し終了。それにしてもシュウ君の周りというか作品全体だけど美しい空気に包まれているよなあ。ヘッセ的メルヒェン。真穂ねーさんの「最近の話じゃないんだよ。これまでとこれからの話だよ」なんてセリフいい。その後の「あんなちゃんはお前とちがって普通の女の子なの!」てのはキツイけど。3巻でマコちゃんに言い放った「自分なんか女のかっこして喜んでるような………!」てシーンも大好き。言いかけてやめるところがね。それにしても千葉さんは役回りが滑稽で笑えないものがあるなあ。
そんで今月も顔アップとか白いコマ多いなーとか思ってたら金平守人がそんなようなネタ描いてて不覚にも笑った。トレスネタの元は先月の放浪だし。そーいや関係あるかしらんが志村さん巻末コメントえらいアッサリしてて不安になってしまった。巻末コメントといえば入江亜季Perfumeかわいい」だって。こういうコメント見るとファンだと嬉しかったりするよね。俺だけ?(俺はPerfumeファンてわけじゃないんだけど←えー!ここまでフッといてそんな……笑)。『群青学舎』は買い物袋からパンがこぼれて「食べていいよ。どうせ袋に入りきらないんだから」てトコがすごくいい。自らの両手に持ちきれるだけのモノを持とうみたいな。そんな格言なかったっけ。
他。ヤマザキマリ読切『テルマエ・ロマエ』特別うまいとかおもしろいという感じしないのだがなんとなく読んでしまった。なんだろう。読み易いってことなのかな?もひとつ読切の鈴木健也『淑女はドレスに着替えない』はヒロインキャラのソバカスに目を惹かれた。点描の感じトーンぽくもあるけど手描きなのかな。あと山川直人は絵を見てるだけでわくわくするんでもって今更ながら『マンガ 法律の抜け穴〈3〉男の女のバトル篇―愛憎のドロ沼を描く全25話』なんて買ってみてもーた。女キャラのパターン色々見られて楽しい。

コミックビーム 2008年 02月号 [雑誌]

コミックビーム 2008年 02月号 [雑誌]

あと関係ないけど百合っぽような映画メモ。『小さな悪の華』2/2(土)〜吉祥寺バウスシアターにてリバイバル公開決定()。「壮麗なフランスの寄宿舎の制服、カラフルな70年代のガーリーファッション」ぞくぞく。公開初日には“死にゆく少女たちの散歩”と題し、少女映画の傑作群をオールナイト上映します!()だって。連日21時からのレイトショーのみだっつーしいっそコレ行くのも面白いかもしれない。