エロティクスFvol.49

asaibomb2008-01-11

志村貴子青い花』。表紙&巻頭特集。舞台探訪-鎌倉編-は正直デジャヴるというか今更感すら漂う、てのはさすがに言い過ぎか。2巻発売時の(同じ太田出版の)『コンティニュー (Vol.31)』でやってたからなー。去年のFvol.43での特集でも鎌倉MAPなんてあったし。そういえば放浪息子7巻あとがきで「12月発売が多い」てあったけどソレに沿って雑誌も年末に出てる印象強いね。『FADER11』も'05年末だったし。でもコレ厳密には青い花1巻出る前後だからインタビューではあんまり触れられてなかったんだな。放浪7巻といえば千葉Bee-Oneの三省堂で特製ブックカバー付けますってあったわ。そーゆーことは先に言えっつーの(むちゃゆえ)。よーし買い占めて転売しちゃうゾー!冗談にしてもヒドイ。悪意もない他意もないでもちょっとだけデリカシーがないんだわ(マイラバ)。
志村貴子×松苗あけみ対談はお互い普通にファンぽくて微笑ましい。『純情クレイジーフルーツ』の図版見て思ったけどこの辺の太眉メガネぶさいく表現はマコちゃんに通じてるのかな。松苗あけみ引き連れて大島弓子を訪れた友達が同人用の原稿まで描いてもらったてのはすごい話だなー。おおらかにも程がある。志村さんお兄さんいるて話は前にも出てたが3人もいるてのは初耳。「恥ずかしがりなんだけど自己顕示欲だけはある」てのは沁みるなー。全然関係ないけど福満しげゆき読んで何かデジャヴる気がしたの後から思い出したの今書く。TAGRO『R.P.E.』の主人公だ。「慰めて欲しかっただけだよ。おだてられ屋で調子ノリで利己的でそのクセ人一倍傷つきやすくて…ロマンティストでペシミストでエゴイストで…………っつーか。こんな話されてムカつかない?」「ムカつきますね」てやつ。
人気投票は一位のあーちゃんで24票てのがリアルな数字。F編集部ブログのみでの集計だしな。各キャラ花なぞらえセンスあるな。メモっとこう。奥平あきら:ちっちゃな向日葵。万城目ふみ:俯きがちな白百合。杉本恭己:華麗なる白薔薇。井汲京子:ひたむきなすみれ。杉本姿子:不敵な笑みの月下美人。杉本公理:強気なあやめ。次の青花本のタイトルは『flowers』にしよーっと。つかクリちゃん1票て。あとコメント参照すると読者年齢16歳〜41歳まで(少なくとも)いるのね。
本編。春・ミルキーウェイ(CoCoちゃんmusic by小室哲哉)てカンジ。卒業、入学、出逢いの季節。てことで普通に進級して新キャラ登場して、て流れに今更ながらあ、まだまだ続くんだ、ということに気付いた。杉本先輩退場はともかく井汲さんもフェードアウトしてしまうのだろうか。今回モギーと並んでいい表情してるのになあ。そしてあーちゃんの前髪が伸びたつーか外ハネてるのは成長の印なのか(横の絵で描けばよかった)。新入生が中学時代の(髪切る前の)杉本先輩に似てる気したけど関係ないかな。杉本四姉妹の更に隠し子とかだったりしたらおもしろいのに。それよかだったら井汲さん家の謎の方が明かされるか疑問だったな。しかし下級生出てきた途端にマリみてっつか姉妹制度が頭をよぎる。胸の奥にそっとロザリオ隠して人はみな歩く!(学院のガールズ・ライフ)。山科日向子先生はココで登場なのかー!と、これも考えてみたら普通に有り得る展開だったのに想像力を働かせなさすぎな自分に絶望した!(ピンナップ久米田康治だけに)。んでその噂話してる生徒の顔のイガンダ感じなんか相変わらず上手いなー。鼻に差異つけるのって難しいんだよな。「ふみちゃん似」上田良子さんの細面さも絶妙な描き分けだこと。あーちゃんの腕すっと組んじゃう辺りいいやね。女の子ってこういうの好きだよな。
っというところで待望の3巻は1月発売予定……って扉で2月になってんじゃねーか!大変だなあ。出たら鎌倉詣でしようかと思ってたのに初詣には時期が遅くなりすぎるな。

マンガ・エロティクス・エフ (Vol.49(2008))

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