オンパレード

代替文
BUCK-TICK FEST 2007「ON PARADE」@横浜みなとみらい新港埠頭特設野外ステージ。
前日までの台風で当日はもとより設営も心配されていたが無事!開催!11時半には到着し正に台風一過の晴天の下を駅から会場までゆらゆら歩いてる時点でかなり気持ちよくなってしまった。海風がきもてぃーの。入場しとりあえず20周年記念20色カクテル「イタリアンレッド」(レッドアイ)飲みつつ豚串。うまうま。カクテルは随分トマトジュース濃くて健康的。ところで埠頭なので会場全部アスファルトなのな!座ったら熱ぃっつの!殺す気か!カイジダチョウ倶楽部か!とかゆってるまに開演13時。
清春。いきなり火薬バーン!鳴ったと思ったらゲスト櫻井登場して一緒に【JUST ONE MORE KISS】!清春自身の実力・知名度に加えサプライズだしファーストシングルだしでのっけからオーバーヒート!櫻井すんごいニコニコしててビックリしたー。よく使われる表現だけどあんな表情初めて見た。こっちまで嬉しくなってしまう。一曲でハケ清春「俺この後やりづらくない?」と言いつつもソロ曲と【忘却の空】(sads)【少年】(黒夢)というこれ以上ない最大公約数でガッツリ盛り上げ。
■この後からは割と若目のタイプ違うながらゴリゴリロック?それぞれ面白く見たものの、(自分にとって)ノリづらい曲ってのもあるもんだなー。リズムに乗ってたらメロディに流され、メロディに乗ってたらリズムに押され、とか。ちょっと戸惑ってしまった。それとトリビュート聞いただけで各バンド自体の曲については初聴だったもんで、普段こういう曲やってる人があの曲をカバーしたのかーっていうセレクト基準が興味深かった。BALZACは【MOON LIGHT】、RUNAWAY BOYS (kyo and nackie)は【MONSTER】とアルバム曲だし。AGE of PUNKの所でグッズ買いに並んでたら(ちなみに俺はライターだけ買った)【PHYSICAL NEUROSE】で「夢叶えていいですかー!?ゲスト今井寿!」とか聞こえてきたの見られず残念。 ATTACK HAUSは男女ボーカルで【MY FUCKIN' VALENTINE】てのが(というかバクチクを女性が唄うって時点で)面白かった。
■ここからベテラン勢。それぞれカバーはやらず自らの曲だけで存在感発揮してた。遠藤ミチロウ (M.J.Q)は怖い。媚びない感じ。一曲に今井参加。THEATRE BROOKは殆どジャムってる時間が長く思いのほかノセられてしまった。結局この日一番好みだったかも。土屋昌巳はデビドボウイみたい!王子様の様な派手派手衣装で登場しMCでは「20周年おめでとうございます。自分もとっておきのヨソ行きで来ました。……暑い!でもそんなの関係ねえw」爆笑。更に台風を乗り越えて設営してくれたスタッフへねぎらいの言葉もあったり、さすがの貫禄。バンドメンバーも独特の味わい。
■陰ってきた頃に人気者が。でもおかげで飲食ブースは空いてたんでちょこちょこ抜けてた。かき氷とかケバブとか喰ったー。
abingdon boys schoolてのはスクールだけに制服なのね。西川貴教メガネっ子かわいいな……(おっと)。【ドレス】カバー含め演奏もいい上に喋りもさすがだねー。「7時間かけてバクチクさんへの想いを語りたい所なんですけど、持ち時間25分過ぎたら電源抜かれちゃうらしいんで」とか笑かし、でも実際タイムテーブルすんごいカッチリ守られてて、ちょっとキツキツな部分もあったのかもなーという気もする。あといわゆるバンギャ?の人達の動きを間近に見て、手振りとかっていうのは客側からアーティストに向かってパワーみたいなものを与えていそうに見えてあれはあれでいいものかもしれないと思えた。DJに関わらず勝手に踊るっていうクラブノリとは対極そうだけど、どっちがいいとかじゃなくてそれぞれの文化なんだなと。
RallyはGLAYにMADにRadio Carolineと聞いただけで失禁しそうなメンツに加えてゲストにMCUまで呼び込んで驚いた。この辺にも交流あるのか。元々トリビュート用に結成したっつー話だけど【悪の華】の他にやってたのはオリジナル?他バンドのカバー?なのかな。
Jは一番人気っぽかった。登場前にコール上がってたし。確かにかっこよかったー。バクチクに対してもすごく敬意表してて、「もっと声出さねえとドレッシングルームの兄さん達に届かねーぞー!」と煽って【ICONOCLASM】。いい笑顔してたなあ。そういやあ横に接岸してるフェリー(?)が出演者の楽屋兼ねてたらしく、時折ヒト出てきて手振ったりしてたんだった。
■そして異色勢。ここで遂にタイムテーブルにズレが!まーここまで順調すぎたんだけど、持ち時間短いから大変。MCU「ややアウェーだけどヒップホップ代表ロックスターです!」とさすがに堂々としたもんだった。オリジナル2曲の間でバクチク【ROMANCE】イントロに乗せてラップ(て言い方でいいのかな)するっていうのもMCの面目躍如って感じ。KEN ISHIIもカバーや変化球使うことなく直球テクノでガシガシ踊らされた。今だけWIRE。普段どんなDJしてるのか知らないけどすごい忙しなく機材いじっててほんの15分ながらゴッドの腕前垣間見せてもらいました。
BUCK-TICK。転換早々に登場。【Baby,I want you】から始まり奥にまだDJ卓置いてある?と思ったらケン・イシイ残ってたー!なるほどこーきたか!一曲目でテクノ的アプローチ加えるには最適だ。すっげ気持ちよかった。その後は【RENDEZVOUS】【Alice in Wonder Underground】【ROMANCE】と最新シングル三連発出し惜しみなし!彼ら本気やで……。と思ったらシメは現在のところ最新アルバムになる『十三階は月光』から【DIABOLO-Lucifer-】【夢魔-The Nightmare】、最新作が最高傑作ってのはいい傾向だよね。
慌しく終了し、これ9時までに終わさないとダメとかあるんかもなーとか言いつつ拍手してたら素早くアンコール出てきた櫻井開口一番「時間が無いらしい、言葉は無しだ!」ぶっちゃけた!で【スピード】!ここでトリビュートしてたMCUが登場!アゲアゲ!終わると急ぎつつ櫻井「清春、(ゲスト全員読み上げ)、KEN ISHII、そして?」客「バクチク!」櫻井「YOU!そして全てのスタッフへ!」拍手!オーラス【JUPITER】!最高!
最後に花火ドーン!振り返ると横の遊園地で照明も綺麗に動いてた観覧車の時計は20:57。oh……間一髪。ラストちょっと駆け足だったけど、全体的に素晴らしく満足できた。またいつか会おう!