ブンカムラムラ

asaibomb2006-01-26

序。『贋作・罪と罰』ちょっと興味を持って調べてみたらチケット完売してて愕然としたのが12月中旬だったわけですが、実は普通に当日券も出てるらしく慌てて行ってみた。公演期間中に知れて良かった……。でも当日売り当たり前の小さなライブハウスなんかとは勝手が違うというか見当がつかないので昼公演を選び早めに出掛けてみた。大きな街だと暇潰し出来るのが有難い。会場前に着いたらどうやら開演一時間前から発売ということで、そのまえに。
破。ポーラ美術館の印象派コレクション展()@渋谷bunkamuraザ・ミュージアム
ル・シネマとかも含め同じ施設内に揃ってるの嬉しい。ルノワール!モネ!ゴーギャン!はて肌色の中に青とか緑とか乗ってるとどーいう意図なのかなーとか考えてしまう。映り込み?色って光の反射なんだっけ?とかそーいう。実際そう見えるのかな。敢えて表す時点で意識が入り込んでるのかな。同じモノ見てても違って見えるってのは面白いよなーとか。そんなこと思いながら眺める。あと整然と完成された絵の片隅に入るサインに感じる自意識とか。ただ目に映った情景を画面に落とし込んで終了なチラシ裏ラクガキではなく。みたいな。どーでもいいこと考えてるよね。俺。だがそこがいい。堪能。今後のスケジュールでは'06末〜エッシャー展が面白そうだな。騙し絵。
急。NODA・MAP第11回公演「贋作・罪と罰」()@渋谷bunkamuraシアターコクーン
当日券売り場に戻ると階段に沿って長蛇の列でビビル。目の前で完売の憂き目に遭うんじゃとか想像してヒヤヒヤしたが大丈夫だった。ホッ。立ち見だと3000円で買えるんだね。芝居とか馴染みが無いから全てが新鮮。始まってからも、狭い舞台で僅かな道具を色々に見立ててたり(一本の棒を武器にしたかと思えば扉の開閉の表現に使ったりとか)興味惹かれることしきり。
いやしかし!終盤に向けてそんな感慨はもはや意味を失う!なんかもう。また泣かされてしまった。感情的な衝動のママ犯された殺人と理知的な思想のモト果たされた殺人とに差はあるのか。罪。赦し。贖い。生きる。《果たして、目的は手段を浄化するのか?!》当然の如くバスタード(のウリエル)なんかも重ね合わせつつ、時折舞台からも目を離し壁に凭れて嗚咽に咽いじゃったり大変。実は隣の席(立ち位置)の人が開演前スタッフに連れられ出て行ったキリだったのだが(あれなんだったんだろう……)お陰で人目憚る心配も無くてよかった。終演後なんとか拍手は送れたものの便所直行ですよ。頭イテー。後からミュジアム見ようとか思ってなくて良かった……。つーかさ、演者さんは3時間弱のインターバルで夜公演もあるんだよなあ。持ち直せるのか。ってプロに対して失礼だな。すごい。
あ。ストーリーは幕末の維新革命になってるんですけど。てことで描いてみた絵。顔も髪型も服装も判然としないのだが。プログラム買ってくりゃよかったかなあ……(だって泣き腫らしてたから……)。イメージね。あくまで。光の射す方へ。ってかんじで。とかいってたら松たか子の新曲【明かりの灯る方へ】っつーのか!ぐお。あーハニカミつーので流れてたアレか(ロッテ西岡剛が出てたから初めて見てみたんだよこの前。恥ずかしい番組だったなあ)。あと松さん次の舞台はSHINKANSEN☆RS『メタル マクベス』だって。コレも楽しそうね。
あー『罪と罰』も早くちゃんと読まねば。ずっと前にちょっと試して放置してしまった覚えもあるのだが、どうやら『カラマーゾフの兄弟』よか短いみたいし今ならイケそーだな。家のドッカにある……と思うのだが……(積ん読どころじゃねー)。