クラジクワイ・プロジェクト

asaibomb2009-09-18

CLAZZIQUAI PROJECT「Mucho MUSICA in Tokyo」@赤坂BLITZ
最高だった!音・曲としての魅力はいわずもがな、ライブアクトとしても予想以上に良かった。DJ&男女ツインボーカルのメンバーに生ギター&ドラムも加えた編成でノリノリ。DJ主体のクラブっぽい雰囲気も出しつつ、男女ダンサー計4人(以上?だったかな)も登場してショーとしての完成度が高い感じ。後方のヴィジョンもPVっぽいのからフリーな感じの映像まで色々映し出してて飽きさせない。
途中には「休憩です」(?)みたいなこと言って椅子に座ってトーク挟みながらギターのみでアコースティックなコーナーもあったり、男ボーカルAlexがショコラ〜て曲に合わせてカゴに満たしたチョコレート客席に振り舞いたり、女ボーカルHoranは衣装・ウィッグ替え2回あったり、サービス精神旺盛。そういえば開演して早々ペンライト?サイリウム?みたいの持ってる人多くて戸惑ったんだけど、どうやら物販でグッズとして売ってた模様。韓流スターみたいな需要もあるのかな。フライヤー見たらタレントとしての活動も結構活発みたい。MCは基本韓国語だから内容よくわかんないんだけど、可能な限り日本語も使ってくれるし気持ちは伝わります。
曲としてはやはり個人的に最初に知ったのもあって【Love mode】辺り最高潮。歌詞あんまり気にしてなかったんだけど、画面に流れるの目で追ってると染みてくる。つーか聴いてる内にちょっと泣きそうになってしまった。全ミュージシャンの中で一番好き!とかいうツモリは全然なかったんだけど、いかんせん国外アーティストは直接の機会少ないし、やっと見られたーって気持ちも強かったのかな。
アンコール2回までたっぷり、素晴らしい時間を味わわせてもらいました。黙々と卓についてたDJ CLAZZIQUAIが最後だけちょっと挨拶するのもよかったなあ。次が待ち遠しい!つーかKYOTO MUSIC FESTIVAL行きたい!って、クラジは出ないか。なぜか出るとカンチガイしてた。

アーサー・C・クラーク『楽園の泉』

「きみは六ヶ月以内に戻ってくるさ」とチュー世界大統領はいったものである。「権力は麻薬のようなものだ」

「われわれは昼前には食事をしません。精神の働きは朝の時間のうちがいちばん冴えていますから、物質的なことに乱されるべきではないのです」
すばらしい味のパパイヤをかじりながら、モーガンは、この簡潔な言明にこめられた哲学的な断絶を思った。彼にとっては空腹こそまさに高度の精神の働きを乱し、それを完全に阻害するものだった。常に健康に恵まれた彼は、精神を肉体とを分離しようと企てたことはなく、そんな努力を必要とする理由も思いつかなかった。

この世のあらゆる計算能力を総動員しようとも、彼が予測していない問題――すなわちまだ生まれていない悪夢への保証はないのだった。

過去の夢に背を向けると、モーガンとキングズリーは、未来の現実のほうへ歩いていった。

子供たちを相手にするというのは、これまたアリストートルから教わった手がかりだった。
「"子供は大人の父"(三つ子のたましい百まで)というふるい格言があるんですよ。"父"という生物学的概念は、われわれ双方にとって同じように異質のものですが、この単語はこの文脈の中で二重の意味を持っているのです――」