マンガ・エロティクス・エフvol.59

asaibomb2009-09-12

志村貴子青い花
増量35ページ!藤が谷演劇祭『鹿鳴館』本番。イントロ3ページ使って見開き背景で扉、て構成がシアトリカル。いい意味でアニメの影響か?なんて勘繰りたくもなる。「私の中には子供が住んでいる」とか劇の内容とキャラの重ね合わせが絶妙。杉本先輩の再登場も遠くないかもしれん。とか言ってる間に次回は千津ちゃんが赤さん連れて来訪!?
そういえばアニメの方、最終回については抽象的な感想しか書けなかったけど、最後に千津ちゃんから「引越しました」ハガキ来るとか、杉本先輩と駅で会って挨拶交わすとか、シリーズとしてきちんと区切りつけてるのが良かった。それこそ原作の展開に影響与えかねないんじゃないか?と危惧する程に。あと声優さんがドンドン馴染んできて最終的にドンハマリだったなあ。井汲さん(ほぼ)最後のセリフ「ちょっと訊きたいんだけど」(だっけか?)とかって辺り完璧だった。
井汲さんといえばエロfに戻って、今回ひときわ美しかった。あーちゃんかわいい。上田さんりりしい。作画的には見せ場のアップと通常場面で意識的に線変えてる感じ。水性ボールペン「シグノ」()俺も使ってみようかな。しかし井汲母はマジモンで宗教とかなんだろうか。セックス教団とかそういう、で男性への嫌悪が、とか。なんつて、少女の複雑な心情を"男嫌い"なんつー単純な表現でひとくくりにしてんじゃねーよ、って近藤ユカさんなら言う所。
■巻頭特集『青い花』トリビューート
これはいい同人誌。という冗談はさておき。予想以上に良い企画。33人各1ページずつのイラスト集だけど、思いのほか見てて楽しい。皆さんのラヴ&リスペクトが伝わります。松苗あけみの模写ップリとか怖ろしい……。「カラーはいつまでもアナログで描いてほしい」ってコメントも同感です。今号の表紙も素晴らしいもんなあ。ほか個人的に気に入ったのは阿仁谷ユイジの奥平母&恵子オバとか河内遙の男性陣(康ちゃん、各務先生、奥平兄)とか灰原薬の杉本四姉妹とか釣巻和のカケアミとか……みんないい!高橋しん辺りイメージ変わったかも。
シメには志村先生自身からのお礼イラストでおなじみ1巻表紙ポーズ(改めてこの構図の汎用性は抜群だな)のあーちゃんふみちゃんが制服交換してマッキー調の力強い線で描かれてて、コレ自体も本人による一風変わったテイストで過剰な程のサービス。アニメDVDの初回特典()も、マンガ含めて描き下ろし満載で本当お疲れ様ですっ。コドモあーちゃんふみちゃんなんかちょびさんまっしぐらじゃろうて。

エロfその他。ピンナップの絵いいなーと思ったらコレ宇木敦哉って人()『センコロール』っての作った人なのか。ビームの裏表紙なんかで見てしゃれた絵だなーと思ったんだよな。目の付け所がシャープだね。ちょっと興味わいた。
それからものすんげい細かい話なのだが、後記によると編集の杉山さんて方が今回でエフ卒業だそうで、この方ティアズマガジンに同人誌レビュー投稿してよく載ってたり、他にも同人方面も含めて活発っぽいんで、今後どっか別の出版関係で活動したりsるのか、ちょっとだけ気になった。どんだけー。