全人生に対してわれ自らを刑罰す、わが生涯を処罰す!
というわけで『カラマーゾフの兄弟』やっとこ読了しまった。どーいうわけかっつーと上の「カッコ」書き二つが抜粋なの。
面白かった。で早速ですけど、「大審問官」てアレ最初あんまピンと来なかったのって要するにバスタなり『美しい星』(及びそのレビューとか)なりでオイシイとこ先に知っちゃったから、て感じかも。つまりバスタ17巻でウリエルがサタンを見て独りごちた「『神』が真に全能で絶対的存在であるならば汝が如き邪悪な化物の存在が例え『奈落』の底であれ許されるはずがない」「それを本当に確かめようとしたのは汝だけだったな」というアレ。
人間は神に定められた通りに動く存在ではなく、「意志」によって「自由」に生き自ら(にとっての)「善」と「悪」、「好き」やら「嫌い」やらを判断する存在であり、或いはそれによって苦しみに囚われるけれども、だからこそ美しい、みたいな……てかんじでいいのかな。
あーその辺も絡めて単行本未収録エピソード「ネアンデルタールとエデンの相関関係、及び前頭葉における人類の堕落と、流血の歴史プラス大破壊」も含めてもーちょびっとだけツッコんでほしいんだけどなー。最近の進行に、ファイブスター式に年表で大体のストーリーだけ示しちゃってくれ!ていう声も結構あるみたいだけど、それでなくともせめてコレを(もういっそ本編に組み込むのは諦めて)データブックに載せれば繋がるのでは、と望みを掛けていたのだが。どーなっちゃうんでしょうねー。(急に気が抜けたな)。
とりあえずダーク・シュナイダーに欠けてる(欠けてた)のが「感情」なのか「理性」なのか(或いはそこは区別しなくていいのか)がよくわかんねーんだよな。まーマンガとして面白けりゃどーだっていーんですけど。ね。