ComicCitySpark8@東京ビッグサイト

asaibomb2013-10-27

快晴!まずはそれに尽きる。この一週間日本列島を台風直撃ってことで、スパークにもぶつかるんじゃないか、移動とか搬入とか大丈夫なのか、と懸念されていたが、前日までにどうやら落ち着き、当日は快適な秋晴れとなった。
朝9時過ぎに到着、入場して設営して10時開場。東1〜6、西1〜4ホール全館使用20000スペース超。会場内キツキツかという不安もあったが、まあ1サークル1人参加では問題ない広さだった。にぎわってもいたが特定ジャンル以外は混雑という程でもなく、ウチの周りもまあのんびり。自分としても新刊あったもののゆるい感じ、けれど決して物足りないわけではなく、近隣サークルさんと談笑したりしながらまったり。コミケみたいな熱気ではないけど心地よく、いい一日でしたね…そうだね…と先日観た『東京物語』風に浸る(すぐ影響される)。
ちょこっと買い物出た先ではめちゃくちゃ面白いFree!本もゲットできて満足度高かった。necco(笛ガム。http://tubbytoast.web.fc2.com)『よくわかるFree!』頭おかしくて最高。ゲラゲラ笑った。Free!っていう結構なメジャージャンルで(だからこそとも言えるかもしれんが)こういうイカレた本が出てることに同人やっぱおもしれーなと希望が持てる。それを2万サークルから見付けて買えた自分にも。表紙絵ポップだと思ったら…「お、この匂いは鯖かな?」「なんだ火葬か(遥燃えてる)」とかそんなん。
自ジャンルとしても、俺がサークルとして参加するようになったこの一年の間だけでも新たに参入する方もいるし、何回か顔合わせてお話する方もいたり、本を見てはこういう視点あったかーとかこの表情上手いなーとか似てるなーとか、刺激になるしで、とても居心地良く活動できている。自分自身まだまだ全然描きたいことは多いので、がんばっていきたい。とりあえずは冬、受かるといいけど。

今回配布したコピー誌にも使った(白黒になっちゃったけど)恋するフォーチュンクッキーマジすか学園ver.この曲、とそこから広がる展開には本当に感動的な思いをさせてもらっている。結局会場では(少なくとも俺がいる間は)流れなかったなあ。
閉場15時を前に退場。ありがとうございました!おつかれさまでした。
せっかくなので秋葉原で降りて同人屋チェック。当初の目的は果たせなかったが、思いがけずまんだらけでパノラマの電気本ごっそり見付けてホクホクだった。そこから新たな目当ても出来てしまった…久し振りにコミケットサービスも行きたいなあ。どじんちのラフ原画集も久々に手にしてたぎった。ちょっと考えていた渋谷や池袋は巡らずとも堪能できたので早々に帰ってお休み。いい休日だった。またがんばろー。

ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』

かつて人はこう言った。神はすべてを創造しうる。ただ論理法則に反することを除いては、と。ーーつまり、「非論理的」な世界について、それがどのようであるかなど、われわれには語りえないのである。
「論理に反する」ことを言語で描写することはできない。それは、幾何学において、空間の法則に反する図形を座標で表したり、存在しない点の座標を示したりすることができないのと同様である。

命題は語の寄せ集めではない。ーー(音楽の主題が音の寄せ集めではないように。)
命題が語へと分節化されるのである。
意味を表現しうるのはただ事実だけであり、名の集まりではない。

哲学の目的は思考の論理的明晰化である。
哲学は学説ではなく、活動である。
哲学の仕事の本質は解明することにある。
哲学の成果は「哲学的命題」ではない。諸命題の明確化である。
思考は、そのままではいわば不透明でぼやけている。哲学はそれを明晰にし、限界をはっきりさせねばならない。

生の問題の解決を、ひとは問題の消滅によって気づく。
(疑いぬき、そしてようやく生の意味が明らかになったひとが、それでもなお生の意味を語ることができない。その理由はまさにここにあるのではないか。)
だがもちろん言い表しえぬものは存在する。それは示される。それは神秘である。