ガールズジャンプ、まんがタイムきららキャラット

■ガールズジャンプ
志村さん目当てではあったが、全体的に満足度高い雑誌だった。女性作家ばかりといっても硬軟とりまぜてバランスよく、多くの作品がパッと見で読みたくなり、実際しっかり楽しめた。
志村貴子『娘の家出』。やっぱこの方はコミュニケーション・ディスコミュニケーションを描くのが上手いなと思う。読んでて自然と、父親の彼氏も(元)妻も太めでそういう趣味なのかなーと思ったらそれがしっかり内容に通じてるのもきれいなまとまり。あと、父親のおみやげ長崎ってのが青い花最新話と共通で、同時期作品で同じネタ取り上げるのもよくあるなーと思った(演劇とか)。まあ当然っちゃ当然だが。絵的にはかなりカッチリした感じ。ジャンプだから?
他で一番気に入ったのは、月子『笛の音は旧校舎から』かな。線が色っぽく、話はしっかりしつつトボけた感じもあって良い。そんで他はどんなん描いてんのかなと作者紹介見たら「〜連載中です」(体言止めじゃない)ってなってたので自分で書いてたりするんだろうかーなんてtwitterに書いたら、珍しく二人もから編集さんじゃね?とリプライもらってなんだかマヌケなこと言ってるようで恥ずかしくなったのだが、更に御本人からも返信いただいてしまって申し訳ない気持ちになった……。「ツイッターなどで人気を博しています」なんてもあるからエゴサーチしてる可能性は高いかもなーと思いはしたが……。でもモーニング・ツーの漫画も良さそうなので今後チェックしたいと思います(まんまと)。そそられたので描いてみた↓妖怪笛舐め。匂い嗅ぐとかマジ変態。

作家紹介といえば若杉公徳が一人だけ男性なのに本人たっての希望で参加とか書かれてて笑ってしまった。持ち込み募集でも性別不問とか書いてあったけどソコはこだわりないのか。まあ面白きゃなんでもいい、てのはジャンプらしいかもしれない。別にジャンプに限った話しじゃないか。
初めての方だとはるな檸檬て人もよかった。えすとえむや秀良子はさすがの安定感。ねむようこは随分前にちょっと読んだことあったと思うんだけど、正直このメンツで表紙・巻頭を飾るような人なのか?と思ったら面白かった。俺ってどうにも一作家につき一作(一冊もしくは一話)読んだだけで満足したりその後はスルーしたりしがちなんだけど、描く方も読む方も変わるのは当たり前なんだしもっと積極的に触れなきゃなあ。いわんや読まず嫌いをや。
まんがタイムきららCarat
そんなわけで(?)不意に萌え4コマっての読んでみようかと、試しに一冊買ってみた。まんがタイムきららなんちゃらってのだけで何冊もあって迷ってしまった。内容はまあイメージ通りだったけど、絵についてはかなりのコマ普通に背景あったりキャラがデフォルメじゃなかったり、ギャグというよりもストーリー(と言うべきかは謎だが)漫画を4コマという形式に落とし込んでるだけ、ていう部分は予想以上に感じたかも。