志村貴子『青い花6巻』

ふみちゃんあーちゃんカップル誕生の軌跡。連載でも読んでるので細かい感想はともかくとして、まとめて読むと季節の経過があっという間でもったいない気がしてくるなあ。夏の旅行すぐ後のお泊りで「つきあってみようか」つって、デート描写一回でキスして次もうクリスマスだからなあ。その間の色々も見たい。といっても隔月24ページだとキツキツだわな。あと茂木さんの誕生日なんてのもちゃんと見たい。忍兄さんとどんな状況だったのか。まーいよいよ次巻から三年生だし追い込みが楽しみな限り。
ところで。6巻は表紙が織江さんと日向子さんでちょっとビックリ。おもっきり脇キャラじゃん！と思ったけど、同性カップルの将来的な姿として非常に示唆的な存在なので思いのほか重要かもしれない。実際6巻でも出番多いし。それにしても内表紙の織江さんのカラーが素晴らしい！アナログの美しさを再確認した。
翻って裏表紙はデジタル仕上げで新境地！web用とか趣味絵は別として仕事絵で本格的に使ったのは初かな？更に『若草物語』もデジタル仕上げで驚き。線もある程度・少なくとも背景はエンピツかな？ちょうどこの前のエロF連載分で見た時は単なる時間に追われての処理かと思ったけど、本編にも導入してくのかなー？その辺の技術的な変化からも目が離せない。
そういえば絵的な変化というと、目を四角く描くのが面白い。p165あーちゃん「やだも〜〜」とかp178「そっか」に限らず中島さんは割と四角目かな。ちょっと藤子キャラっぽい。か？
あと細かいトコだと5巻でキャラ紹介が有りモノ使ったり白紙ページ挟んだり若干気になった部分だったけど、6巻で唯一挟まれた白紙ページはココ以外ないって場所で効果的だった。そーいや表紙絵がエロf表紙と向かい合ってるのも素敵だけど、更に花びら舞うのはアニメ放浪息子のパッケージともリンクしてるようで志村貴子祭状態！
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