志村貴子『青い花』5巻、原画展@libro池袋本店
志村貴子『青い花』5巻発売。刊行ペースは1〜3巻が12月発売で4巻が去年4月と遅れたけど、5巻が今年2月で連載1回分(二ヶ月)取り戻した形か。早く感じる。でも全体的に時間ない作りっぽさが散見するのはちょっと残念。キャラ紹介が描き下ろしじゃないとか。4巻までは各話つなげて載せてたのに5巻は間に白ページ挟むとか。別に左右ページの調整じゃないから単なるページ埋めに感じちゃうしなあ(前からそうなら感じなかったろうけど)。本編(『若草物語』除く)の最終ページが160pてのも少ない。まあ作品の満足度からいったら瑣末な問題なんですけど。本人もあとがきで書いてる通り激動の一年でした。あ、横の絵は「ヤンキー百合」こんな感じかなつって。見たい見たい。特別寄稿の青木光恵も上手いし面白いなあ。「タカコ」指定いいな。
さて、今回5巻発売記念した原画展がlibro池袋本店で開催とのことで、発売日2/18に行ってきた。展示は12枚(1巻口絵、キャラ紹介、目次。2巻表紙。3巻表紙。5巻表紙、裏表紙、口絵、目次。公式読本表紙。エロfトリビュート号表紙。CONTINUE用クリスマスイラスト)。
志村さん主線よく色替えしてて5巻表紙は緑だったけど、コミックス持ってても案外気にしてなかったから普段いかに漫然と見てるのか、と思って横に陳列してあるコミックス手に取って見比べたら黒めにツブれてて、CMYK印刷の限界を感じたりした。
表紙といえばメイン(と思われた)4人の内2人ずつ1〜3巻だったのがふみちゃん+新キャラ2人になった4巻も驚いたけど、5巻は更にサブキャラ3人のみってすごいなー。まあ巻数が進めば自ずとそうなりやすいとは思うけど。口絵もモギー&奥平兄だし。3人足元は同じ色なのに上に向かって別の色にグラデーションするの上手いなあ。弁当箱とか歩き方にも性格の違い出てるし。
- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2010/02/18
- メディア: 単行本
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本編は連載も追ってるんで自己内リンク。エロf56【鹿鳴館〈5〉】→●。57【鹿鳴館〈6〉】→●。58【鹿鳴館〈7〉】→●。59【鹿鳴館〈7〉】→●。60【宴のあと】→●。61【夏への扉(前編)】→●。
一話目【鹿鳴館〈5〉】が一面ベタで始まるの迫力あるけど、エロfでは前話を受けてあーちゃんの「セックスって言った」てモノローグあったの削ったんだなあ。他にも背景とかトーンの追加いっぱい。白コマだった所にキャラ追加も結構ある。135p下「女で」「いとこで」の千津ちゃん2つコマは連載でふみちゃんだったの弾かれたって志村さんtwitterで写真出してたのだ(●)。この回だけ回想話だから独特の雰囲気あるなあ。こういうの修正部分全部抜き出して比較とかしたら面白そうだなー。
『若草物語』【千恵さんと苑子さん】は誰かと思えば杉本四姉妹の母!同級生が享年54てことは高校は36年前てとこか。1975(昭和50)年前後。更にその母も顔を見せたり(母方=「おばあちゃま」by公理さん、と考えていいのかな?)どんどん広がるの楽しいなあ。