志村貴子『敷居の住人』新装版1・2巻

asaibomb2009-08-01

敷居の住人』新装版1・2巻やっと買ってきた。特典ブックカバー求めつつ彷徨ってたんだけど、結局最初に放浪息子9巻買った三省堂で貰った以外は全滅でした。まー1枚ありゃ満足なんですけど、放浪はともかく敷居はモノ自体が見当たらない店も多くてションボリよー。
それはともかく新装版、めでたい。表紙が単色線画だから本田くんの緑頭ってのが初見では通じづらくなっているな(笑)もしかわざと?あと奥付に「敷居」の絵があると思ったらカバー下に描き下ろしてたのね。裏表紙には足も描かれてるけど、タイトル通りの絵を示すってなんとなく志村さんには珍しい印象。旧版トビラ絵は消えてるー?と思ったら最後に収録されてて安心したけど、表紙カラーは載せてないのね。それはわかるけど寧ろ本編でカラーだったページそのまま収録してくれると有難いんだけどなー。キツイかなー。1・2巻にはまだカラーないので今後に期待。髪切った近藤ユカさんカラーで見てぇよぅい(旧5巻VOL.36)。
近藤ユカさんといえば敷居で一番好きなもんで気付いた点がイッコ。新版は絵の修正とかは特に無さそうかなーと思いながら読み進めてたんだけど、近藤ユカさん初登場時の口が変わってた!

上:旧版。下:新版。元の不敵な笑みって感じ良かったと思うんだけど、改版だと単純に不機嫌ぽく見える。なんで直したんだろ。もしか既に旧版でも初刷の後で改定入ってたりするんだろーか。ビームコミックスって版元がアスペクトからエンターブレインに変わったタイミングで新版に入れ替わってるんだよね。ウチにあるのは1・2巻がアスペクト初版初刷、3巻はエンブレ2000年7月12日改訂版初刷で1999年12月6日初版初刷ってのも併記してあるけど、これはアスペクト版のことだよな。この辺の事情は関係あるんですかねー?ちなみにこの頃はまだ古本で見かけたら買うって感じだったんですが(すいませんすいません)6巻位から本格的にハマったのだった。
それと旧版は7巻で各8話(全56話)だったのを新版は6巻に再構成ってことで10話ずつ載ってるけど、このペースだと新版6巻は6話分しかないことになるが(他の巻と揃えると仮定して)残り100ページ近くどうすんだろ。まさかの後日談描き下ろしとか!?それとも『かわいい悪魔』か!?16ページ×4話あるから追加でラスト描き下ろして収録、とかかなりありそうだな。太田出版から出る短編集との兼ね合いも気になるトコロ。短編集といえば『ぼくは、おんなのこ』から表題作を(放浪息子のプロトタイプ!みたいなアオリも込みで)再録って線もあるけど、アッチも別に絶版とかじゃないだろうしなあ。謎。
描き下ろしといえば後日談みたいの各巻1キャラ1ページみたいな形でないかなーと期待してたんだけど、考えてみたら初見の人にはネタバレだもんな。そーいやゲスト寄稿の唐沢なをきは新装版3巻部分のネタ描いてるけど大丈夫なのか(笑)。
本編については、とにかく改めて俺このマンガ好きだなーと再認識。90年代的な要素がツボで小ネタみたいな部分にニヤつくってのもあるんだけどね。コマ外ツッコミとか。あ、新2巻が中学卒業で終わってるのはキリいいな。この後も毎月2冊ずつ出るんだっけか。9月は青い花アニメ終盤で公式読本も出るしまた祭だな。

しかしハイク絵が厚塗りっぽくなる反動か、お絵かき掲示板で描く方はどんどんラフになっていく一方だなー。

敷居の住人 新装版 1 (BEAM COMIX)

敷居の住人 新装版 1 (BEAM COMIX)

敷居の住人 新装版 2 (BEAM COMIX)

敷居の住人 新装版 2 (BEAM COMIX)