マンガ・エロティクス・エフvol.58

asaibomb2009-07-07

志村貴子青い花』。#28鹿鳴館(7)。演劇祭開演間近!ということで、前年と色々比較できて面白い。出演を控えるあーちゃんの元を訪れたふみちゃんは思わず「かわいい…!」と口走った後で「変な意味じゃなくて」と取り繕う辺り、最早ドツボにはまってる様子。でも常に無く緊張するあーちゃんを励ますふみちゃんは頼もしい。ここでアルバムに写真あった幼時のクリスマス会が伏線に使われるとはなー。ところで花束抱えるふみちゃんが正面→横顔となる構図は前年終演後の各務先生とデジャヴるんだけど意図的な一致なんだろうか。
それから今回は絵的な変化すごく感じたなあ。というか毎回ちょっとずつ変わってる感じはあるけど、今回のは絵「柄」自体いじってた箇所が目に留まったなあ個人的には。といってもモブなんだけど、鼻(目もちょっと)の描き方が違う気する。試しに横であーちゃんに適用してみた。モブだから他の人(アシスタント)が描いてるって言われたら信じるレベルかも。或いは「絵」そのものに違和感は無いから下描きだけ他人でペン入れは本人、て印象かも。メインキャラはデザイン固まってるから下描きの方が本人認定しやすいけどモブなんかは寧ろペン線の方が本人との違い出るのかもなあ、とぼんやり考えた。実際どうかはしらんけど。あと、カケアミで太い線を使ってるのが新しい感触。筆ペンみたいな。コッチは横でふみちゃんの頭に実験。あ、あとアゴ下カゲの太線トーン。
そして「青い花通信第二号」では松岡三人娘・杉本四姉妹・男子二名のアニメ設定公開!これ保存版じゃねーか。つかこの辺まとめて9月刊行『青い花公式読本』にまるっと収録してくれるのかな。アニメ関係に留まらず志村さんの描き下ろし番外編やらも載るようだし、すっげ楽しみ。しかし杉本次女・和佐さんは既に各務先生の婚約者って明かされてるのね。そらまー設定としては必要だろうけど。自分なんか連載で杉本家初登場時「地味そうなキャラだな〜」とか思ってたら、各務先生の結婚相手だとか絵を描く時は男っぽいとか徐々に明かされてってヤられたな〜と楽しめたんだけど。それともそこら辺は普通に予想してる人が多かったんだろうか。
そんでもって次号では遂にテレビアニメ化記念『青い花』大特集!待ってました!「青い花トリビュート」って誰が描くんだろー。そーいや『敷居の住人』新装版には1巻に竹本泉、2巻に唐沢なをきがゲスト寄稿ってことだけど()、この2人はそれぞれ『トゥインクルスターのんのんじーEX (Jets comics)』『カスミ伝△ (ビームコミックス文庫)』でゲストしたお返しとも考えられるな。他ビームなりエロエフの身内以外だと志村リスペクトって人どんなんだろなあ。安藤慈朗さん辺り声かけてみてくんないかなっ。あとナヲコさんとか?でも単に同じジャンル(女装or百合)で描いてるみたいな括りで捉えるとつまんなさそーではある(そういうイメージ持つこと自体が失礼って気するし)。まーエフ編集部はその辺うまいことやってくれるだろうこと期待している。

↑夏用の。表紙のあーちゃんふみちゃんと合体させるか迷ったあげく、多分本文でモノクロ載せる予定。水彩っぽい塗りとベタ塗り(というか色置いただけ)と並べてるのは単にドッチの方がいいか選べなかった自分の弱さ。タイトルはCoCoね。ちなみに元々イラストコンテスト出す用ではなかったけど、考えてみたらアレってアニメ企画だから二年次からの新キャラは対象外ってことになるんだろーか。連載の感想って時点でアニメ初見の人にはネタバレにもなるしとっととアップしちゃおう。イラコンに関してはエロで応募してやりたい気持ちが拭えない。見た人がブルーになるようなの。どうかな。子供にオイデオイデしておいてウンコぶつけるような快感?またそんな好きなコにいじわるする園児みたいな……。
エロエフその他。新連載&巻頭特集は浅野いにお。前に短編集かなんか読んで合わないかなーと思ったんだけど超うまいのね。背景のヨゴシが素敵。正直すまんかった。いい機会だからきちんと読んでみよう。作画工程タメになるなー。インタビューも面白いけどしかし表紙の「僕はマンガの話しかできない」ってコピーはロキノン臭すぎやしないかね。「僕は救われたかったんだ」ってかんじ。もちろん本人のせいじゃなく編集の領分だが。最近このブログは「僕は志村貴子の話しかできない」ってかんじだけどな(笑い)。
新連載おがきちかもいいなあ。こんな絵の人だったんだっけか。メリハリ効いてて気持ちいい画面。羽生生純も始まったし充実。
それと、前号で発表されてたマンガ賞の受賞作品『生きろ!モリタ』で松本藍が掲載。おー。アンケートハガキ「掲載してほしい作家」欄に書いた甲斐あった(関係ないと思うが)。