BUCK-TICK TOUR2009「memento mori」@千葉県文化会館

asaibomb2009-04-05

暗転した会場に表題曲【memento mori】に似たテイストのSEが流れステージ中央には(恐らく「メメントモリ」をイメージした)映像が写し出されて雰囲気を醸し出した中に登場するメンバー。真っ赤な帽子とコートをまとった櫻井は見た瞬間ジュリーっぽい!と思った。実際、今回のアルバムではまさしくタイトルからリスペクト示した【勝手にしやがれ】なんて曲もあるけど、これ聴いた時サビ(♪どんなもんだい〜てトコ)の唄い方も沢田研ニっぽいと思った覚えある。櫻井ソロで【Love (抱きしめたい)】の カバーもしてたし影響あるんだろーな。余談だけど【勝手にしやがれ】はB’z松本のカバーアルバムでも1曲目になってて唄ってる稲葉は櫻井と学年1コ違いだし、この辺の世代はドンピシャなんでしょーな。あとアルバムの唄い方といえば【Message】はGacktっぽいなオイと思った覚えもある。コッチは寧ろフォローされる立場だろうけど。あ、絵はテキトーです。3階だったし。しかし櫻井には魔王という称号がよく似合う。
いきなり話が飛んでるが、ライブは【真っ赤な夜】から始まり曲順とかかなりアルバム通りな印象。まあよく思うけど構成いいアルバムって結局そのまま演るのがベストって気しちゃうんだよな。今回15曲収録だからセットリストから漏れる曲もあるか?!ていう不安もあったし。結局全部やったかな?といってももちろん既曲がないわけでなく、2曲目【Les Enfants Terribeles】アウトロからそのままリズム引っ張って【Baby,I want you】に持ってくのなんかエライかっこよかった。コレが1曲目なってる『ONE LIFE,ONE DEATH』からはラスト収録の【FLAME】も聴けて嬉しかった。当然っちゃ当然だけどアルバムの最初とか最後ってインパクト強い曲多いよなー。【Baby〜】は割と定番なってるけどコッチは案外珍しい選曲だったかも。そういえば新譜外からは新し目(BMG期以降)の曲が占めてたかな?さてはDVD発売に向けて権利関係の問題でビクター・マーキュリー期の曲は外してるのか?!とか適当妄想してたらアンコールでばっちり【ICONOCLASM】っていう素敵な予想外でした。素人は余計な詮索せんでええ。他は近年のシングル【ROMANCE】とか【Alice in Wonder Underground】っていう攻めの姿勢なのも嬉しかった。でも終盤でこの辺やられるとまさかココで終わり!?とか考えてしまう。さすがにアルバムツアーで旧譜から閉めるって展開は無いだろと思いつつ。
シメといえばアンコールラストは【HEAVEN】で他メンバーはけてくなか今井だけ残ってアウトロ延々ひっぱって音残して消えてく、ていう姿が予想通り過ぎた。あれ櫻井が最後の挨拶したりしてても拍手のタイミング掴みづらくて正直ちょっと困惑するんだよな。まあ今井が好き勝手動くのはいつものことだしそれでなきゃバクチクじゃねーが。全体的に、アルバム発売からは一ヶ月以上経ってるけどツアーはまだ二日目というのもあってかノリとかタイミングとか演者も観客もシックリ来てないトコあった気もするけど、徐々に締まってくことでしょう。そうそう客イジリといえば【勝手にしやがれ】の時に櫻井が最前列まで手差し伸べて触らせたりしててオイオイ大丈夫なのかよと思ってたら丁度その時の歌詞が「大好きさ本当さ真っ赤な嘘さ」で翻ってステージ戻ってってちょっとニヤリとしてしまった。いや偶然かしらんけど。
あー楽しかった!ところで帰り会場出口にパトカー来てたのはなんだ!?