志村貴子『青い花』3巻
しれっと。3巻は夏休みから年末まで、て考えてみると秋の行事ってなかったんだな。藤が谷では演劇祭が普通で言う文化祭に当たるのかね。ふみちゃんと杉本先輩にもう一悶着あるなら松岡での学園祭って舞台もあったかしれんけど。そういえば志村作品て基本的な流れはゆったりしてるけど時間トブ時はサクッといくな。エロf分では新年度も始まってるし。fといえば1月売り号から新刊分てことは順調に行くと1・2巻ペースに戻って今年12月に4巻発売ってことも有り得るのかね。今後は3ヶ月ずつズレてって4巻が2009夏、5巻が2010秋、そんで6巻が2011冬で完結、て流れも綺麗かなーとか妄想してたんだけど。とりあえず気が早すぎ。敷居の住人は連載5年で作中時間も中2〜高卒までの5年だっけか。放浪息子も現実時間にほぼ即してるかな?
それはともかく。上の絵は夏の友達って感じで。やっさんがイジメっ子みたくなってしまった。百合脳的には康ちゃんの叔母さんの娘2人もアヤシムべきですかねーと。それと乗馬の手伝い?してる短髪ソバカスっ子。召使い?とかこの別荘の雰囲気は昼ドラみたいでゾクゾクするな。康ちゃんのお母さんはあんなだし。昼ドラといえば今やってる『安宅家の人々』がザ・スゴイんだけど原作・吉屋信子だし(こんなん書く人だったのか)志村さん見てるだろうか。あと、あーちゃんのTシャツの☆マークがドロンパみてえだな、と思ったのが2枚目。そんだけ。別荘といえば最初に井汲さんと康ちゃんが顔合わす場面で手すりに入ってた映り込み無くなってるね。やっぱ本人も違和感覚えたか。あと画面的には車の内部シルエットにトーンが増えたり。こういうのちょっと入れるだけでグッとリアリティ出ますよねー。つって。あとは64ページの会話文で康さんの「はははありがとう」だけフォント違ってたの修正されてたり。こまごま気ぃ遣ってんだなーと思いますね。
3枚目は若草物語ってことで杉本家の人々。和佐さんだけわからん……。カラーページめくっていきなり【公理さんと駒子さん#1】はビックリしまった。上手いねーショートショート。登場人物紹介が無いのは当然意図してだろうけど後書きマンガが無いのは正直ちょい残念でもあった。てか描き下ろしってもっと何ページも入れないと足りないかと思ってたらそんなことなかったんだな。本文総ページ数は180で1巻196、2巻188から微減だけど誤差範囲内な気するし。徐々に減ってってモーションコミックみたくなったら面白いのに(嘘)。それにしても【#2】の公理ちゃんは安那ちゃんすぎ。かわいい。あと2巻見返して気付いたんだけどコッチの【織江さんと日向子さん】てフキダシがテンプレートで引いたっぽいのね。志村作品で珍しい……カラーページ除くと唯一か?本編と雰囲気変える意図でもあったのだろうか。今回は通常通りのフキダシなので定かでないが。
そんなとこかな。あ、今巻てアンケートハガキ入ってない?あーいうの出すの割と好きなんだけど。まいっか。さーてあったかくなってきたし鎌倉に初詣でも行きますかねー。
- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2008/03/20
- メディア: 単行本
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