ティアラ140+ピアノとテルミンと重金属と@ティアラこうとう

昼間ヒマだったくせに例によって開演ギリギリに行ったら当日券最後の一枚ですとか言われてすげー焦った。でも更に後から来て立ってる人もいたので追加分を立見で出したって感じなのかな。そーいやタイトルの140てのも座席数ぽい。シリーズ公演で「音楽からジャンルという既成概念を取り除き、予備知識なしで楽しめる生の芸術を提供していきます」とのこと。望む処。ピアノ(ホッピー神山)、テルミン(やの雪→)、重金属(スティーヴ・エトウ)。それぞれだけだと足を運ぶまではいかなかったかもしれんけど三ついっぺんに見られるってことで。客層も読めなかったが普通に同年代が多かったのかな。
さて、何よりテルミンだけどwebにヴァーチャル演奏出来るページがあったのでまずは参考リンク→。やの雪さんてのはCorneliusFANTASMA』に参加してたりあとプラネテスとかサムライチャンプルーなんかの音楽にも携わってるらしいのだが、出てきてチューニングみたいなことしてる時点で既に何やってるかわからない。アンテナの周りで手を動かす様子が踊ってるようにも蜘蛛の巣はらってるようにも見える。世界最古の電子楽器ってことだし、電磁場とかもーまほーみたいだよまほー!出る音は「声」って感じ。実際ソプラノ歌手の唄声のような音も出せると言っていたし、あと鳥とか牛の鳴き声に聞こえるような音もあった。そういえばコーネリアスpoint』オーラスに流れてた音もあれテルミンだったのだろーか?と思ったのだが、コーネリライブではお客さんステージに上げてテルミン演奏させたりもしてたみたいね。確かにやってみたくある。
2曲目から登場したホッピー神山はタキシード。一部はフォーマルスタイルということらしく、選曲もクラシック中心で、配られたプログラムに曲目が記されてるのも演奏会の趣。そいやよくわかんねけどあれは電子ピアノってのなのか。
更に3人目スティーヴ・エトウ氏はタイコとドラにリズムマシーン(?)そしてドラムカンを叩いたり鎖で撫ぜたりして音を鳴らすわけだが、ここではまだおとなしめ。
割と曲ごとにMC挟んで進行していたが、男性二人の間でちょっとおとぼけキャラなやの雪さんの姿がなんか新居昭乃さんにイメージかぶったなあ。たびたび爆笑してしまった。
一部終了で休憩。全く関係ないのだがこのとき隣の席の女性が開いたマンガが『ライチ☆光クラブ (f×COMICS)』かと思ってF読者キター!俺の手元にはさっき買ったばかりの『リスパラ』がー!と話しかけそうになったのだが、よく見たら(見んなよ)『Heaven?』だったぽい。あぶねー。古屋兎丸佐々木倫子が似てると申すか。
閑話休題。二部は何でもありということでラフ&アヴァンギャルドな雰囲気。特に、スクリーンに映し出した無声映画に三人三様その場で音を付けていく試みが面白かった。よく出来るもんだな。映像もナチっぽかったりSF・ウルトラQっぽかったりで混沌とした状態。最後はキング・クリムゾンクリムゾン・キングの宮殿】、そしてレッド・ツェッペリン 【移民の歌】あの雄叫びをテルミンで表現!ブルーザー・ブロディー!そうして終了、こういうのはアンコールあるのだろーか?と思いつつ拍手喝采してたら再登場して【星に願いを】。素晴らしかった。終演とあと開演前のアナウンスもスティーヴ・エトウ氏がやってたりして、すごく楽しい会だった。行って良かった。