完全版03

表紙シブイ。単行本23巻の表紙が随分アッサリしてんなーと思ったのに比べると重厚な感じ。でもやっぱCGって基本的に薄い印象あるなあ。
ポスター。う・う〜んパステル。こーいうキャラがコスプレしてるようなイラスト（？）は好き。だけど単行本トビラの方がまとまった感はあるかな？背景（トカゲ）との乖離は面白いっちゃー面白いが。
本編。【闇の反逆軍団編】26話『伯爵』〜41話『急迫』（JC5巻4話目）。今回は絵そのものの描き直しは無し、主に魔法関係エフェクト部分でのトーン足しが其処此処にと。考えてみたらスタッフもデジタルに慣れた折にアナログ作業も戸惑うかもなあ（そんなヤワじゃないか）。しかし、ダイ・アモン倒したD.S.にシーン・ハリが駆け寄るカットの背景がトーン多めの修正されてたりするが、大判になって却って画面の粗が際立ってしまっているな（線修正した上からグラデとか濃いトーン貼ると汚くなっちゃうんだよな）。うーむ本末転倒（か？）。全体的には、単行本を横に置いて見比べて初めて気付く程度の修正が多いので、こりゃー普通のファンが新画面を期待して買うっつーよりか、初めてバスタードに触れる人がどーせならより一層（単行本に比べて）密度の高い方を選ぶ用、って感じですか。なんつって、そんな買い方するやつぁーいないよな、実際。ストーリー追うなら続刊がどの位のペースで出るかは大きなポイントだし。値段的にも完全版一冊分出せばブックオフで全巻揃うしなー。って、そゆことゆーなっつーの。
ストーリー的にはアーシェスとD.S.の絡みなわけですけど、俺この辺つーかジャンプ週刊時おおむねそーなんですけど、サササーっと読み流してたんだよなあーと、後になって気付いたのよ。実はOVAで見たネイ戦がすごく良くて、漫画も改めて読み返してからその心情部分に打たれたのだ（恥ずかしながら）。要するにアニメだと演出の流れ通りに（受動的に）見る（見せられる）わけだけど、マンガだと自分のペースで（能動的に）読めるのが一長一短てわけよね。まー「500円貸してくれ」の意味も初めわかんなかった位なんで単に読解力（感受性？）が無いとも言えるかしれませんけど。

BASTARD!!―暗黒の破壊神 完全版 (Vol.3)