欅坂46「風に吹かれても」個別握手会@パシフィコ横浜

9:06宇都宮→11:22横浜→11:45みなとみらい。宇都宮横浜間乗り換え無しで行けるのえらい楽(今回は休日おでかけパス事前に買えてたのもある)。幕張より行きやすいかも。
駅まで寒い、電車あったかい(だいぶ寝てた)、外出たら寒い、会場内熱い!の寒暖差激しさ。
12時過ぎ入場。まずはそそくさと握手エリア菅井友香レーンへ。並んだら全握と比べて列短いし到達するの早い!更に直前で胸ポケットに入れてたスマホは荷物カゴに出して下さい言われて(失念)慌ててしまった。だもんで大体自分の前の人が握手してる間に姿形を拝んでおくんだけど急いだていになってしまった。でも今回は珍しく落ち着いて顔見られた気がする。なんかちっちゃくてぷにっとしてた(太ってるていうわけではない)。全体的にほわっとしてたような。レコメンミーティング行った由、イラストにオテンキのりさんのサインいただいたのも下げていったらありがと〜て言って最後に「レ」ってレコメンポーズもやってくれた。この辺の当意即妙さがさすがだよな〜と思う(握手会アイドルみんなそうだけど)。でもこれも妙にゆったりした反応だった気がしてちょっと不思議な感じだった。逆に言うと自分の方もいつもほどは切羽詰まらず対応できたようでよかった。といっても髪型とか握手の仕方(いわゆる恋人つなぎみたいのだったのかとか)なんか全然覚えてないんだけど。服は上が白にチェックのシャツで下が赤っぽいスカートだったような…(ブログ写真が待たれる)。
二部終わりにはしばらく開催されていなかった生誕祭(小林由依守屋茜)があるとのことで待ってみる。といっても後ろの方だったんで殆ど見えず。でも雰囲気は味わえてよかった。それにしても握手会二部13:30終了予定が10分くらい押して終了してその後に生誕もあり三部が14:30から?ってメンバーご飯食べる暇もなさそうで大変だなあと思った。
このタイミングではせちょさんとお会いしてデコチョコお渡ししつつお話。メチャカリゆっかーコーデとのことでそういうのいいなー!と思った。それからファンレターだけインフォメーションに託して握手ゾーンを退場。
お声かけいただいたなべさんが二階の休憩所にいてオタク仲間が大勢集まってるとのことで向かうと色々な方にお会いできた。てつさん、ともさん、つこしさん、りさすりさん、砂糖さん、はらさん、やじまるさん、ハシモトナオさん、それとデコチョコに反応下さったももさん。おみやげやりとしたり様々お話しつつそこかしこで絵描いてる人もいて、技術的なことも心理的な部分でもすごく刺激あった。同人イベント並。握手券ないけど知り合いに会いたくて来たって人も実際いたけどその気持ちもわかるなあと思った。
16時頃に会場を後にして19時過ぎには帰宅。このくらいのペースで動けるなら休日の過ごし方としては申し分ない。すごく楽しく充実した時間だった。また次回!


サルトル『悪魔と神』

ゲッツ 坊主、坊主、まじめにしろ。おまえの耳をそぎ落さねばならぬようにするな、そうしたって舌はのこしておくから何にもならんぞ(だしぬけに相手を抱く)仲よくしよう、兄弟!私生児づきあいで仲よくしよう!だって、きさまも、私生児だ!おまえを生むためには僧侶が貧乏といっしょに寝たんだ。なんという陰鬱な享楽!(間)私生児は裏切る、それはほんとうだ。かれらにほんとうのことができるかい?おれは生れつき二重のことをするようにできている。おれの母は下賎な男に身をまかした。そこで、おれはぴったりくっつけない二つの半分からできているのだ。その『二つのおのおのがたがいに憎みあっている。おまえだってそれと変らんぞ。半分の坊主が半分の貧乏人にくっついたって、一人の完全な人間にはならん。おれたちは存在しない。おれたちは何ももたぬ、正当の嫡子はみんな無償でこの地上を享楽できる。おまえやおれはだめだ。子供のときからおれは世界を鍵穴からのぞいている。そこはどいつもこいつもそれぞれあたえられた地位にちゃんとすわっている、中味のつまった、きれいなちっちゃな卵のようなものさ。おれたちはその中にははいっていないと、確言できる。外だ!おまえなんか入れてくれぬこの世界を拒絶しろ!悪をはたらけ。そしたらどんなに軽やかな気持になれるかがわかるよ。

銀行家 まあお聞きください、わたくしは人間を三種に分けています。たくさんお金をもっている人間、すこしも金をもたぬ人間、そしてすこしばかりもっている人間。第一の者はもっているものを失うまいとします。かれらの利益はそこで秩序を維持することです。第二の者は自分たちのもたないものをとろうとする。かれらの利益はそこで現在の秩序を破壊し、かれらに好都合な別な秩序をつくることにあります。この両者ともに現実主義者であって、この人たちとはうまく話合いがつきます。第三の者は一方で自分のもつものを失わぬために社会秩序を保存しようとしながら、自分のもたないものをとるために秩序を転覆さそうと望みます。そこで、かれらは思想において破壊しているものを事実において保存する。あるいは保存するふりをしてものを事実において破壊している。こういうのが観念論者であります。

ゲッツ おれは市をやっつける。
カテリーナ なぜ?
ゲッツ それは悪いことだからさ。
カテリーナ なぜ悪いことをするの?
ゲッツ 善はもうしたやつがいるからだ。
カテリーナ だれがそれをしたの?
ゲッツ 父なる神がさ。おれはすこしかわったことをやるんだ。

ゲッツ おまえはいったい何を望んでいるのだ?地獄へ落ちる資格がほしいのか?よし、わかった。おれがその資格をあたえてやる。地獄はまず広いから、おれもおまえなどに出会わぬようにできるだろう。
ハインリッヒ ほかの連中は?
ゲッツ ほかってだれだ?
ハインリッヒ すべての他の者たちだ、みんなが殺す機会をもっていない。が、みんなその欲望はもっている。
ゲッツ おれの悪性はそいつらのとは同じじゃないんだ。かれらは淫欲や利益のために悪をする。おれは、悪のために悪をするのだ。
ハインリッヒ 悪しかできぬとちゃんときまっていたら、悪をするのにどうこうって理窟は、どうでもいいだろう。

ハインリッヒ ただ一人の人間が他の一人を憎む。もうそれだけで憎しみがつぎからつぎへと人類全体にひろがるには十分なんだからね。

ゲッツ おれは人間たちの中の一人の人間になりたい。
ナスチ それだけかい?
ゲッツ そのことがいちばんむつかしいことだというのは、おれも知っている。だからこそ、おれは「いろは」のいからやらなくちゃならんのだ。
ナスチ 「いろは」のいってのは何だい?
ゲッツ 犯罪だ。今日の人間はみんな生まれつき犯罪者だ。かれらの愛や美徳の一部をうけもつ気なら、おれもかれらの犯す罪の一部をおれのものとして要求しなければならん。おれは純粋な愛を求めた。愚の骨頂さ。愛しあうこと、それは同じ敵を憎むことだ。そこで、おれはおまえたちの憎悪に自分をむすびつけよう。おれは「善」を望むんだ。ばかばかしいことだ。この地上、この時間の中では、善と悪は不可分なんだ。おれは善良であるために悪人であることを受諾する。