コミックマーケット81一日目

7:00宇都宮→小山(480円)、みどりの窓口でホリデーパス(2300円)購入(31日分も)、7:36小山→大宮、埼京線8:55発、国際展示場9:55着。往復で1000円くらい得なのかな。
10時ジャストの時点で西待機列が直行状態になっていないので久々に東待機列に向かってみる。10:35入場。最初失敗したかと思ったけど他の人のレポ見たかんじ寧ろ西より早かったかも?サークル入場してた方に第一目標の買い物お願い出来たからこそ出来た実験だけど(ありがたやありがたや)。まあ準備会の対応も毎回マイナーチェンジするだろうし決まった正解は無いか。その辺の駆け引き(笑)も含めた遊びって面はある。買えてなかったらそんなこと言ってらんないけど(笑)。最終的に12時に一般列解消アナウンス。最近ずっとこの時間帯かな。
今日は芸能(男性アイドル、女性アイドル)とか女性向恋愛(乙女)ゲームあたりをじっくり見て回った。つっても上手ぇな〜と立ち読みして満足しちゃうことも多いんだけど。ウィンドウショッピングみたいな?いわゆる悪い意味でのひやかしではないので勘弁いただきたい。さすがにもうそんなバカスカ買ってらんないす…引越しで整理した段ボール20箱分の同人誌を思うと…(とか言ってもしょうがないんだけど)。つか実際サイフに入ってたはずの札ごそっと消えてて焦った。
つーさんちょびさんにもお会いできてよかった。なんかそれぞれ衝動にまかせて本作っててやっぱいーよなーとか改めて思う。俺も一応コピー誌作った。

セブンイレブンマルチコピー機の文書プリント大活躍!見開き20MBのpdfファイル両面コピーも一発!サイズずれちゃったけどそれは単に俺がpdfの扱いに慣れてないクルクルパーだからなのだ。

コピーでこんなけトーン出てくれりゃ文句ない。

毎度夏冬に会う友達とも顔合わせられたり、やっぱ、うん。ずっと、こうやっていられる場所があるといいなと、強く思う。とりあえずまた、三日目に。

アルベール・カミュ『幸福な死』

「きみは貧乏なんだ、メルソー。それが、きみがうんざりしている半分の原因なんだ。あとの半分は、きみはいやいやながら自分の貧乏を仕方がないと思っていることにあるのだよ」
メルソーは相変わらずかれに背を向けたまま、風に吹かれる木立を眺めていた。ザグルーは片手で、かれの脚部をおおっている膝掛けをさすった。
「わかるかね。人間というものは、肉体の欲求と精神の必要のあいだでかれが保つ術を知っている、あの平衡によっていつも裁かれるものなんだ。きみはいま、自分で自分を裁きつつある。それも、けがらわしげにね。メルソー。きみは下手な生きかたをしている。野蛮にね」かれは、顔をパトリスの方に向けた。「きみは自動車を運転するのが好きだろう?ちがうかね?」
「ええ」
「女は好きかね?」
「美しければ」
「それがぼくの言いたかったことなんだ」ザグルーは火の方に向きを変えた。

「ぼくは真面目に話すのは好きではない。というのは、そうなると、話せることはたった一つしかないからだ。つまり自分の人生を正当化するということさ。ところがぼくには、怪我をした自分の両脚をどうやって自分の目に正当化したらよいのかわからない」
「ぼくにだってできません」と、ふりむきもせずメルソーが言った。
すると突然、ザグルーの新鮮な高笑いが響いた。「ありがとう。きみはどんな幻想もぼくに残してはくれないらしい」

かれは、一日一度の小便ですませたかったので、ごく少量しか飲まないことにしていたのだ。かれは、毎日が自分にもたらす屈辱の負い目を、意志の力で減らすことにほとんどいつも成功していた。

しばしばそうしたことがあるものだが、かれの生活のなかにある最上のものは、最悪なもののまわりに結晶していた。フレールとい彼女の女友だち。ザグルーと、マルトをめぐるかれの幸福への意志。いまかれは、優位に立っているのが自分の幸福への意志であることを知っていた。だがそのためには、一致を見いださねばならないのは時間とであり、時間を持つということは、経験のなかでも同時に一番素晴らしく、一番危険なことであることをかれは理解していた。暇というものは、凡庸な人びとにとてのみ致命的なことであった。多くの人びとは、自分たちが凡庸ではないことを証明することすらできないのだ。